2024年8月26日月曜日

わが社の職場風土の現状と課題

今回は私が参加している経営者研修で発表した「わが社の職場風土の現状と課題」を転載します。


わが社の職場風土の現状と課題は、企業理念に沿って行動するための下記5か条がいまどのようになっているかを記すことで明らかになります。


わが社の企業理念:人を育て社会に貢献する


理念を支える企業文化

1,社員一人一人が成長を目指す。

2,社員同士がお互いの成長のために協力し教えあう。

3,利他の気持ちを持ち互いに助け合う。

4,努力を惜しまず自己の成長を目指す。

5,自分の持つ知識を全て出し切って最善のシステムをお客様へ提供する。


1,社員一人一人が成長を目指す。

 私たちは人の成長を信じて、人はそれぞれ得意・不得意がある中で得意分野を見つけ、その成長を手助けします。

 社内に人が育つための仕組みを作り、日々社員自身で改善を重ね、それぞれの個性に合った成長プログラムを作り実践しています。

 人はそれぞれ個性があり、その個性に合う育成プログラムは日々改善が必要です。

その改善に社内の知見を集め、改善活動に終わりはありません。

2,社員同士がお互いの成長のために協力し教えあう。

 自分一人でできることは限られています。

 私たちは幼少期から、人に教えてもらい、本を読み、多くの人の力を借りて今に至っています。

 人から学ぶことに素直になり、互いが助け合う職場風土の醸成を日々声にして伝えあっています。

 学ぶことによる成長の楽しさ、教えることによる人への貢献達成感、この意識を持ち続けることができるよう社内の雰囲気づくりを進めています。

3,利他の気持ちを持ち互いに助け合う。

 多くの経験、知識を得ることで豊かな人生を送ることができます。

 何かを得たいと思った時に、自分から取りに行こうとすると多くの労力を必要とします。

 時間を使い経験する、多くの文章を見て知識を得るなど、人が持つ1日24時間という制約がある中、自分一人で全てを得ていくには時間が足りません。

 自分が持つものを人へ提供し、自分が知らないことを相手から教えてもらう、この循環が自分の人生を豊かにしてくれます。

4,努力を惜しまず自己の成長を目指す。

 人生90年=788,400時間、お金や物は、自分の努力次第で今の状態を保つことができます。

 時間は、毎日24時間必ず減っていきます。

 昨日の自分より今日の自分が成長していると感じることができるよう、社内で自己目標を立てて行動することを進めています。

 今の行動が自分の成長につながっていると感じることができるよう、社内でフィードバックができる仕組みを作っていきます。

5,自分の持つ知識を全て出し切って最善のシステムをお客様へ提供する。

 私たちが会社という組織に属して、日々仕事を続けていく為には、社会から必要とされることをしていないといけません。

 社会から必要とされることで会社は存続できます。

 私たちは自分の知識を増やして、その得た知識をお客様へ提供することで必要とされる会社・人になれます。

 お客様の為にどうすれば貢献できるか、知識をつけて、お客様がいま何を必要としているかを正確に掴み、「あなたが必要です」といわれる仕事をしたいと思います。


2024/8/26


2024年8月8日木曜日

人望が集まる人の考え方

先日レス・ギブリン氏が執筆した「人望が集まる人の考え方」という本を読みました。

その中に、下記のような自己チェックシートがあったので紹介します。



1.自分の求めるものを与えてもらう前に、相手の求めるものを与えているか?

☐ はい ☐ いいえ


2.相手が完璧でなくても受け入れているか?

☐ はい ☐ いいえ


3.相手をけなして自分の自尊心を満たそうとしないように気をつけているか?

☐ はい ☐ いいえ


4.相手に純粋な関心を寄せているか?

☐ はい ☐ いいえ



1.自分の求めるものを与えてもらう前に、相手の求めるものを与えているか?


これは、人の心理に応じたことで、人は誰かから何かをしてもらうとお返しをしなくてはという意識が働きます。

普段の自分の行動に、相手に対する貢献という気持ちを持って行動すると、自然と周りの人は自分の為に色々な事をしてくれるようになります。

昔からの格言に、「周りは自分の鏡」というものがあります。

周りに対して与えるという行動をしていると、周りの人は自分に与えるという行動をしてくれます。

逆に周りに与えないという行動をすると、周りの人は自分に与えないという行動をするようになります。



2.相手が完璧でなくても受け入れているか?


全てにおいて完璧という人はいません。

何かが劣っていても、必ず何かに優れている点があります。

例えば、単純な事でも根気よく続けることができるや、周りへの気遣いが良くできるなどです。

「何ができない」ではなく、「何ができる」という視点で相手を見ることで、自分を助けてくれる人が増えてきます。



3.相手をけなして自分の自尊心を満たそうとしないように気をつけているか?


人の間違いに気づいたとき、その人のためにアドバイスをしてあげるという姿勢でのぞむのか、または自分が間違いに気づいたことを相手へ伝えて、自分の自尊心を満たそうとするのかで相手の受け取り方は大きく違ってきます。

自分に自信がないと、相手からバカにされたくないや、自分の方が上であるという意識にこだわりを持ち、そこから相手の間違いを指摘して自己承認欲求の満足度を高めようとします。

このような行動になっていないか、いつもセルフチェックする必要があります。



4.相手に純粋な関心を寄せているか?


相手が行動した背景に関心を持って接しているかが大事です。

自分が色眼鏡で相手を見ていないか、また人から聞いたことをそのままうのみにして相手と接していないか、まずは自分から相手の事を純粋な気持ちで見て、相手の行動の背景を理解することが必要です。

すなおな気持ちで相手を見ることです。



社会人として年月が経つと、後輩が増えてきます。

後輩にとって良い先輩となるために、これらの事に気をつけていきたいと思います。


2024/08/08


2024年8月2日金曜日

気遣い

今回は「気遣い」について書いてみます。


先日地下鉄に乗っていたら、前の座席に座っている女性が、履いているスリッパを抜いて素足を足を組んだ形で前へ出していました。


地下鉄で履いているものを脱ぐことに社会で決まったルールはありません。

また、他者の身体を傷つけるといったことでもありません。

この行為はどう受け取られるでしょう。

このような事は社会生活を営んでいるとよくあります。


地下鉄や駅構内で床に座り込んで携帯電話を見ている人。

狭い歩道の幅いっぱいに広がっておしゃべりに夢中になって歩いている人。

ゴミ箱がいっぱいになっているところに更に上からごみを入れる人。



逆に、エレベーターで降りるときに、閉まるボタンをそっと押しながら降りる人。

居酒屋で、散らばってしまった履物をそろえている人。

床にゴミがあると、通りすがりに拾う人。

銀行のATMで自分の操作が終わった後、後ろに並んでいる人へちょっと頭を下げる人。


この人たちは皆自分の習慣で特に何かを意識すること無く行っている行動だと思います。

この違いに内在されていることは何でしょう。


他者への気遣いです。


他者にも気持ちよく過ごしてもらいたいという気持ちが、普段の行動に出てきます。

人から気遣いされることの心地よさが分かっている人だからだと思います。


さりげない気遣い、この行為は「仕事ができる」や「学歴が高い」といったこととは異なる、人としてのすばらしさです。

周りの人が心地よい、幸せな気分になってもらうことで、自分の幸せを感じる人です。


私たちの会社も、互いが幸せな気持ちで社会生活が送れるよう普段から他者への気遣いを忘れずにいたいと思います。


2024/8/2