今回は私の尊敬する松下幸之助さんが書かれた本にあった「人を育て生かす」ということについて書いた文を紹介します。
<人を育て生かす>
この地球上に五十億もの人がいて、その一人ひとりの持っている目も、鼻も、口も、大きさにそれほどの違いはない。
しかも、みなだいたい同じところについている。
それが人間というものであるけれど、誰一人としてまったく同じ顔の人はいないのである。
いや、顔だけではない。持って生まれた性格も、持ち味も、考え方も、一人ひとり異なり、その上、心は刻々と変化している。
そうした妙味尽きない人間同士が共同生活を営んでいるのが企業であり、この社会である。
この言葉は私がいつも心掛けているものです。
普段の生活の中で、「どうしてこんなことをするのだろう」や「なぜこんなことを言うのだろう」と感じる場面があります。
同じ人で似たような相手なので考え方も自分と同じという風に無意識に思ってしまい、相手が自分と異なる考え方や感じ方をした時に「なぜ」「どうして」と思ってしまいます。
そこで自分というものから一歩離れて考えてみることができるかできないかで自分の心の平静や他人とのコミュニケーションに大きな違いが出てきます。
自分というものから離れることができないと、相手が間違っている、相手を責めるという考え方になってしまい、自分自身にもストレスを溜めてしまいます。
そこで、自分と相手は異なる存在で、その相手の感情も日々刻々と変化していると考えることができると、相手が言っていることを受け入れ理解でき、自分の心も平静に保つことができます。
社会は自分一人では生きていく事ができず、互いの助け合いで成り立っています。
いつも相手を理解しようという気持ちを持って過ごしていきたいと思います。
2024/12/4
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