今回は社会人の能力について書いてみます。
最近読んだ本に、社会人が仕事に携わるときの能力は「技術力」と「粘り強さ」と「責任感」の掛け算で決まるとありました。
この計算式で気づかされたことに、どの項目も「0」があるとダメだという事です。
掛け算で能力が決まるので、いくら技術力があっても例えば「責任感」がないと社会人の能力としては役に立たないということです。
それぞれを考えてみたとき、
「技術力」は、日々の勉強と何にでも興味を持つ積極性が必要です。
社会人は昼間は仕事がありなかなか勉強といった将来への投資を行う時間があまりとれません。
その中で技術力を身につけるという事は、いかに自分の自由な時間を自分の将来のための勉強に費やすかという事です。
毎日、会社から帰るときに喫茶店などに寄って勉強したり、休みにファミレスへ行って勉強したりといった行動ができるかという事です。
また、仕事中に何か気になる技術的な項目が出たときに、その事に興味を持ち、そのまま流すのではなく今その知識が必要でなくても興味を持って調べるという積極性が必要です。
このような行動はどこかで学べるものではなく、日々の自分の生き方によるところです。
自分の将来をしっかりと見つめ、3年後、5年後にどうなっていたいかをリアルに考える気持ちが必要です。
「粘り強さ」は、何か課題が出てきたときに途中であきらめることなく、どうすればこの課題が解決できるかをずっと考え続けることができるかという事です。
自分がわからない、できないことにぶつかったときに、「もうだめだ」と直ぐにあきらめるのではなく、周りの人へ聞いたり、本などの様々な情報源からヒントを得たりといった、いつもそのことを考え続けることができるかです。
難しいことになればなるほど解決方法はなかなか出てきません。
しかしいつもこのことを考え続けることで、ちょっとしたヒントや思い付きが出てきます。
そこから新たな情報が得られ解決へ向かって行くという事があり、そのためにも粘り強さは必要です。
発明家が時々言っていることに、ひらめきはお風呂に入っているときや歩いているときにふと出てくると言います。
粘り強く1つの課題をずっと考えて続けることで、自分の頭の中からふと解決のヒントが出てくるようです。
「責任感」は、頼まれたことは途中で投げ出さず最後までやりきるという事です。
人の能力には限界があります。その限界を超えたようなことが起こったときにどのような行動をとるかという事です。
そこから逃げ出して他の人へ渡してしまうのではなく、できるまでがんばり、がんばってもできないときは何か他に解決方法がないかを考えるという事です。
自分にはできないが、ほかの人へ頼めばできるような事であれば頭を下げてでもお願いに行き、問題の解決に向かいます。
自分が担当したこと、やると決めたことは、必ず何らかの形ができるまでやり続けるという姿勢が社会人には必要です。
私はこれからも「技術力×粘り強さ×責任感」の大事さを忘れずに仕事に向かって行こうと思います。
2022/1/30