今回は「経営者に必要な資質」について書いてみます。
私は約20年間会社経営を行ってきました。
最初は福岡でIT関係の教育ビジネスを行う会社です。
次にECH。
今は、大阪にあるiRCに役員として経営参加しています。
経営は大学で学ぶこともできますが、実践となるとなかなか教科書通りには物事は動かず、時々何が正しいかという正解の無い判断を行わなければいけません。
そのような時、自分の中に核となる判断基準を持ち、一貫性のある経営判断を行う事となります。
私は経営者としての判断基準を身につけるために行ったのはまずは本から学ぶ事でした。
多くの経営コンサルタントや社長が書いた本を読み、自分がこれからどのような判断基準で経営を行えばよいかを学んでいきました。
特に私が感銘を受けて、今の私の経営の拠り所となっている人は松下幸之助さんです。
1代でパナソニックを作り上げ、多くの社員を採用し社会に貢献しています。
経営に関する本も多く書かれており、PHPといった人間教育に関する組織も立ち上げられ、経営者が向かうべき方向を分かりやすく示唆してくれています。
ただ、本から経営の本質まで全てを学ぶことは難しく、やはり直接経営コンサルタントや社長と会って話を聞くことで得られるものが多いです。
3年前から社長が集まる経営塾に参加しており、そこで大学の教授から経営学を学んだり、中小企業から大企業までの社長の話しを直接聞きながら学んでいきました。
いまもまだまだ学ぶことは多く、経営者である以上終わりのない学習になると思っています。
私が今まで色々と本や研修会から学び、社長の話などを聞いて、今思う経営者に必要な資質は以下だと思います。
「社長には倫理観、謙虚さ、責任感が必要です。
経営者に必要なものは、先天的な資質ではなく後天的に訓練によって習得できる能力や技能である。」
倫理観
何が正しい行動かを判断するときの核となる考え方です。
私はいつも「おてんとうさまが見ている。自分の行動は恥ずかしくないか。」と自問自答しています。
謙虚さ
経営者が人より優れているといった誤った考え方はせず、周りへの感謝を忘れない気持ちが必要です。
私の座右の銘は「実るほど頭が下がる稲穂かな」です。
知識や経験が増えれば増えるだけ、人に感謝し、誤りは素直に認め、謙虚に行動します。
責任感
人との約束は必ず守り、時間に遅れず、やるといった事は必ずやり遂げる気持ちです。
自分を頼って来てくれた人の期待は裏切らず、あの人へ任せておけば大丈夫といった人になるため日々努力をしています。
経営者は学ぶことによってなれます。
運動能力の様な先天的に身に付いているものではなく、日々の学習によって必要なものを身につけることができます。
これからも、日々の行動は倫理観を持って行動し、日々学びを忘れず、社員の人生がより豊かになるよう会社経営を行います。
2022/1/5
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。