今回は私が授業を担当した大学の学生が卒業するにあたり送った言葉を載せます。
贈る言葉
皆さん、卒業おめでとうございます。
多くの方が学生生活最後となり社会へ旅経つことになると思います。
今までは学費を払い知識や経験といったものを受取る立場でしたが、社会に出るとお金をいただきその対価として皆さんの能力を社会へ提供する立場となります。
その時、今までの学生生活で得た知識を存分に使い、社会で1歩1歩経験を積み独り立ちし、その後は自分の得た知識や経験を後輩へ伝える立場となっていくことでしょう。
社会人になるという事は、社会の一員として責任ある行動と他者への貢献が必要となります。
私がいつも社員に言っていることとして「人は鉛筆1つでさえ一人で作ることができない。他者の助けがあって初めて社会生活ができているという事を忘れないように。」があります。
人は気をつけないと「自分の力で生きていっている。他者の助けが無くても大丈夫。」といった思いを持ちます。
しかし、社会へ出ると現実はいつも他者の助けがあるから行動できています。
家は建築業者が立て、道は道路業者が作り、電車は鉄道会社、お昼はレストラン、自分一人では何一つできないのです。
その事をいつも忘れず、他者への感謝の気持ちを持ち、いつも「ありがとう」と言える自分となっていってください。
お金を稼ぐことが社会人の目的ではありません。
他者と助け合って、お互いが幸せな人生を送ることが社会人としての目的です。
また、社会へ出ると今までに経験してこなかったことに直面することもあります。
その時は自分一人で悩むことはせず、必ず周りの誰でも良いので相談してください。
人へ助けを求めることは何も恥ずかしい事ではありません。
令和4年1月
廣田 正俊
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