2022年4月28日木曜日

連休の過ごし方

5月連休、ゴールデンウイークが間もなくやってきます。


社会人になるとまとまった休みを取ることはなかなかできなくて、5日以上連続して休める日は年に数回でしょう。

若いうちはこの期間をどう過ごすかで自分の人生が大きく変わっていきます。


私の学生時代はあまり勉強をしませんでした。

そのため社会人になってからの自分の人生の選択肢はものすごく狭いものになっていました。

休みなく、泥んこになりながら働いて、月の給与は10万円でした。


そういった生活を2年ほど送った後、このままでは長い人生苦しいものになるという思いから、改めて勉強を始め、今に至りました。


私が社会人になって改めて勉強を始めた頃、どういった思いでいたかというと、周りを見回した時みんな勉強をしていませんでした。

学生時代、徹夜で勉強をしていた人も社会人になったとたんに、仕事が終わったら夜飲みに行ったりと殆ど勉強をしていませんでした。

そういった風景を見る中、私は学生時代に勉強をせず狭い人生の選択肢という経験をしていたので、ここで勉強して自分の人生を変えたいという強い思いを持っていました。


なので、会社が終わるとそのまま近くのコーヒーショップやマクドナルドへ行って、毎日2~3時間の勉強をしながら1つ1つ資格を取っていきました。

また、その頃のゴールデンウイークや年末年始の過ごし方は、まとまった休みが取れるので自分が目指している資格を取るために本を2~3冊買って、毎日勉強をしました。

このような生活をしたのは3年程度でした。

周りの社会人が勉強をしない中私は努力を続け、その結果、就職時は私よりもかなりの知識を持っていた人達を3年間で追い抜き、会社の中でとても重要なポストへ配属され、やりがいのある仕事に着くことができました。

それからは、自分がやりたい仕事を選ぶことができる立場となり、毎日が充実した日となりました。


若いときは遊ぶことが楽しくてお金が無くても過ごせるので、日々楽しい事、ただ毎日に流されて送るといった生活を送っていてもそれほどは困りません。

しかし、年齢が上がり、家族・両親など自分が一生かかわっていかないといけない人が増えてきた時、やりがいのある仕事ができて、十分な収入を得ようと思ったとき、そこから勉強を始めてももう遅いと言わざる得ない年齢になっています。


私は人生で苦労する量はみんな同じと思っています。

若いうちにする人、年を取ってからする人、どちらも量は同じです。

そうであれば、若いうちに苦労して、それからの長い人生、やりがいがあり基盤の安定した生活を送れる方が良いと思います。

若い時にその日の流れに流されて、気づいた時には年齢を重ね、そこからの苦労は家族もありなかなかうまくはいきません。


ゴールデンウイーク、全ての日を旅行や遊びに使うのではなく、自分の将来のために知識を蓄える期間として使ってみてください。

その経験が人生を変えていきます。


2022/4/28


2022年4月24日日曜日

経営者の使命

私は今年4月から、パナソニック創業者 松下幸之助さんが立ち上げたPHPという研修組織が行っている経営塾に参加しています。


そこで経営者が行うべきことを多く学んでいますが、その1つに「経営者の使命」というものがあります。

会社を興した経営者は強い使命感を持って経営にあたるという事です。

揺るぎない思いを持って、やり遂げる気持ちです。


経営は、人・物・金といったとても貴重で多様性に富んだ事象を扱います。

それぞれが絡み合った状況の中で多くの事柄を考え成し遂げて行きます。


例えば、会社のステークフォルダ(利害関係者)に対して何ができるかを考え、ステークフォルダとWinWinの関係を築けるよう行動して行きます。


ECHのステークフォルダには下記のような方々がいます。

この方々に具体的に何ができるかを考え、やり遂げるという使命感を持って行動します。

・社員

・SAPユーザ

・SAP導入ベンダ、パートナ


社員に対しては、生活を守り、やりがいのある仕事を提供し、将来を考えたときに希望が持てる会社を作ることです。

会社がどのような状況にあっても安心して生活が送れ、毎日充実した日々を送る中で、将来に対して希望を感じられる事です。

いま私が具体的に考えていることに、「従業員持ち株会制度」の設立や、「年収1,000万円超えの社員を増やす」があります。

「従業員持ち株会制度」は、ECHの株式を社員が持ち、会社の成長・利益獲得と共に、金銭的な配当や奨励金、経営への参加、また将来的には株式上場から得られる出資者利益などを得ることができます。

この仕組みを通して、会社の成長が社員のやりがい・利益に直接つながるような形を作って行きます。


「年収1,000万円超えの社員を増やす」は、私が以前から思っていたことで、ECHがいかに良い会社であるかを考えたとき、充実した社員教育システムや福利厚生などといったものもありますが、どれも定性的な要素が高く、誰が見ても明らかな定量的な指標として「1,000万円の給与」を考えていました。

社員がやりがいのある仕事を行う中で、年収が1,000万円を超えたという声を増やして行きます。

また、次へのステップで「年収1,500万円」も考えています。


SAP導入ベンダに対しては、高いスキルを持つコンサルタントをプロジェクトへ参加させることでSAPシステムの導入を成功に導きます。

また、その会社の社員育成の為に質の高い教育を提供します。

具体的には、ECH社内の社員育成をしっかりと行い現場をリードできる人材として育成して行きます。

SAP業界はなかなか人材育成ができない業界です。

この中で、ECHが存在することで業界内のコンサルタントの質的向上を図り、結果SAPを導入する企業が増え、業界の活性化に貢献するというとても重要な役割をECHは持ちます。

ECHにしかできない教育ビジネス、教育カリキュラムを作り、同業ベンダの社員育成を行い、業界の活性化に貢献するという強い使命感を持って行動します。


SAPユーザに対しても、SAPが企業価値を高めるためのツールとして活用できるよう、経験豊富なコンサルタントを送り、個々のユーザに合った使いやすいシステムとなるよう導入・運用保守を行います。

具体的には、先に書いたことに重なりますが、ECH社内の社員育成をしっかりと行い現場をリードできる人材として育成する事です。


これらは単なる思いだけではなく、経営者の強い使命感としてどれも実現に向けて動いて行きます。


2022/4/24


2022年4月9日土曜日

無収入寿命 24カ月

株式会社 北の達人コーポレーションという化粧品や健康食品などの製造販売を行っている会社があります。

社長は木下勝寿さんです。

いま目覚ましく成長している会社です。

この方の記事を最近読みましたが、木下さんは「無収入寿命 24カ月」ということを言われています。

これは、会社に収入が24カ月間なくても社員の給与はしっかりと渡せるようにしたいという事でした。


経営者が会社をどのようなものと考えているかはそれぞれの社長の考え方と思いますが、私は以下と思っています。


・社会の公器

 会社は社会のものであり、社会のためにあると思っています。

 社会に役立つことができてこそ存在価値があり、利益を上げ納税を行い、社会基盤の整備に貢献することが会社の存在価値であると思っています。


・社員の生活基盤

 会社に勤めてくれている社員の生活を保証し、将来に渡り安心して働ける存在であることが必要と思っています。

 人から必要とされる仕事をしながら毎月安定した収入を得ることができる組織を作って行く必要があります。


私は、会社を起業した当初から、社員が1年間仕事が無くても給与の支払いができる額を会社の留保利益として確保することを目標としてきました。

また、合わせて、社員が病気などで仕事ができなくなった時でも、1年間は給与同等額が収入として確保できるよう保険にも加入しています。

これは、私の過去の経験から来ています。

私が30代の時に、脳塞栓という脳の血管が詰まる病気(医者は、私の場合事故のようなものとも言っていましたが)になり2か月間入院をしました。

その時、最初の1か月目は有給休暇の取得によって、月の給与を得ることができました。

しかし、2か月目になると給与が会社からでなくなりました。

理由は有給休暇が無くなったためです。

その経験から、私が起こす会社は何があっても1年間は社員に給与が支払える会社にしたいという思いで経営を行ってきました。

そして、ここにきて、いま社員が1年間仕事が無くても全員に1年間給与が支払える額が留保利益として確保できました。


しかしいま、木下さんが言われている「無収入寿命 24カ月」に出会いました。

無収入寿命 24カ月は、会社に24カ月間全く収入が無くても、24カ月は社員へ給与を支払える内部留保利益を持っておくという意味です。

木下さんは、この変化の激しい社会の中で、24カ月分の社員へ支払う給与の額は留保しておかないといけないと思いいままで経営を続けてきたそうです。

2年前までは、24カ月という期間は長すぎるのではないかという意見もあったそうです。

しかし、無収入寿命 24カ月を思って経営してきた中、今回の新型コロナウイルスの蔓延が起こりました。

いまこのコロナ環境は2年になろうとしています。

この状況を見て、木下さんは無収入寿命 24カ月が間違っていなかったことを確信したそうです。


いま社会は、新型コロナ環境がまだ収まらない中、ロシア・ウクライナ問題が出てきました。

ロシアと貿易取引をしていた自動車販売業者や魚介類の取引を行っていた会社はいまとても苦労しています。

世界はインターネットの普及と共に境界線が低くなり、他国で起こったことが日本に直接影響を与えるようになりました。

80億近い世界人口の中、1億をやっと超える程度の日本は以前にも増して大きな影響を受けるようになりました。

これからは、中国の台頭とインドの成長、今まで以上に世界は変わり日本への影響も大きくなってくると思います。


その中で、どのような変化が起こっても、社員の生活をしっかりと守るため、また会社を存続させていくために、無収入寿命 24カ月を目指します。


社員の給与は、社員の成長に合わせて伸ばしていく中、社内留保として24か月分の社員給与の留保ができるようSES事業、教育事業、保守事業、パートナ事業、そして新たな顧客開拓を進めて行きます。


今のやり方、ビジネスがうまく行っているからと安心していては衰退を招きます。

日々変化しながら、新たな事への挑戦を繰り返し、安定した成長と収入の実現のためにこれからも皆さんの協力をお願いします。



2022/4/9


2022年4月3日日曜日

目的と価値観

今読んでいる本「世界でいちばん大切にしたい会社 著者:ジョン・マッキー、ラジェンドラ・シソ-ディア」に、会社は「目的と価値観」から始めるべきであるという文章が出てきました。

今年はECH2.0と銘打って、新たな成長を目指して、「保守・教育ビジネス」「大阪進出」「社員満足度向上」などの活動を始めており、また4月になり新しい社員が入社してくる中、改めてECHという会社を興した「目的と価値観」について書いてみようと思います。


目的

私が会社を興した目的は、縁ありECHに入ってくれた社員の技能・知識レベル向上の手助けをする中で、成長する可能性のある人の能力を伸ばし、幸せな人生を送るための手助けができればと思った事です。

私自身の体験として、社会人になってから勉強することで自分の人生を大きく変えることができました。

今年還暦になり改めて今思う事は、人よりも幸せな人生を送ることができているなという思いです。

自分の働く場所があり、自分を必要としてくれている人がいて、人から感謝される仕事ができ、収入も十分に得て、家族と幸せに暮らせている今の自分は、社会人になったばかりの時は想像もできていませんでした。

この経験をECHに来てくれた社員全員に経験して欲しく、どうすればなれるという手助けができればと思い、今の会社を続けています。


価値観

目的を達成するためには、価値観を同じにする仲間が互いに協力し合って活動していくことが必要です。

私の価値観は、人とのかかわりに関することが大部分を占めます。

・礼節を持って人と接する

・人の悪口は言わない

・相手の立場に立って物事を考える

・自分が相手に何ができるかを考える

・相手にとって居心地のよい雰囲気を作る

・約束は必ず守る

・時間に遅れない

・まず自分から相手へ与える

・相手から得たもの以上を相手へ渡す

・お金を追いかけるのではなく、お金は正しい行動に必ず付いてくる


私は仕事をする上で、いつもこの価値観を持って行動しています。

その結果今の人生に悔いはなく、幸せな人生を送っています。


会社経営やお金儲けに関する本や講演会はたくさんあります。

SPAや金融DX、SDGS、SNS、隙間ビジネスやブルーオーシャンなど、様々な分野でビジネスを成功させるための手法が溢れています。

しかしどれも、一人で行うことはできず、一緒に行う仲間が同じ目的・価値観を持ち行動しないと成功できません。


これからもこの目的と価値観を社員と共有しながら、すべての社員が幸せになるよう会社経営を行っていきます。


2022/4/3