安定経営
今回は会社の安定経営について書いてみます。
私は、経営者の重要な役割は「社員の物心両面の幸福を求める」と「会社を社会の公器として存続させる」にあると思っています。
社員とその家族が日々不安なく幸せな生活が送れ、社会インフラの整備、社会弱者の保護などに貢献し公器としての役割を果たすために利益を上げ続ける必要があります。
いま世界の情勢は、2~3年後には不景気が来るであろうといわれています。
その様子はもう見え始めており、アマゾンやフェイスブックによる社員の削減などが始まっています。
不景気になると世の中が縮小傾向になってくるので新たな施策の実施が難しくなるため、まだ余裕のあるうちに不況に備えるための人員削減です。
経営者はマクロ経済の動きにも目を配りながら経営を行う必要があります。
近い将来起こるであろう不景気にどう備えるかは重要なことです。
人は歴史に学ぶという大事な行動規範がありますが、過去の不景気といえばリーマンショックが思い出されます。
SAP業界も、不景気から仕事が減りプロジェクト停止などで人余りが起こりました。
新規のシステム導入プロジェクトがなくなったため、フリーで仕事をしていた人や、シニアコンサル以外は仕事が少なくなるという状況が起きました。
その時の状況として目立ったのは、保守ビジネスはあまり影響を受けずに続けることができたという状況です。
SAPユーザがすでに使っている基幹システムは途中で止めることができないため、保守の業務はあまり減ることがありませんでした。
そういった状況から、現在のECHは将来の不況にも備えて保守ビジネスを収益確保の1つの柱として育てていく必要があると考えています。
今年は保守ビジネス開始の元年で立ち上げの苦労はありますが、将来を見据えてその立ち上げに力を入れていきます。
また、リーマンショックが起こっている当時のECHの状況は、周りが不景気で仕事がない中まったく影響を受けていませんでした。
それは、当時のECHが行っていた仕事に教育ビジネスがあり、その教育ビジネスは仕事が減るのではなく逆に増えるといった状況でした。
各社仕事がなくなる中、日本はアメリカのように社員をリストラすることは法的にも容易でないため会社は社員教育に力を入れました。
国も社員教育には補助金を出すなどして日本の会社を支えました。
そういった状況から、ECHの教育ビジネスは忙しくなるという状況にあり不景気の影響を受けずにいました。
いまECHの教育ビジネスは順調に推移しており引き続き安定経営を目指して進めて行きます。
この保守ビジネスと教育ビジネスを、現在行っているERP導入コンサルティングビジネスに加えて安定経営を目指します。
2022/12/3
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