2025年6月6日金曜日

最初は多くのエネルギーが必要(197)

私は羽田と福岡の間を飛行機で移動することがあります。

その時に使う飛行機の燃料は、約13トン程度だそうです。

そして、羽田から空へ飛びあがるときに必要な燃料は、約10トン程度だそうです。

すると、10÷13で、離陸に約77%の燃料を使っているようです。


地上でじっとしている飛行機が、「さ~、空へ飛ぶぞ」となったときに、自分が目的地に到達するまでに必要な燃料の77%を使わないといけないという事です。


私はこの事を知って、私達が日々行っている知識の習得も同じだなと思いました。

まだ知識のない状態から、自分が目標として定めているゴールに到達するまで、その間で自分に必要な努力は均等ではないという事です。


最初に必要な努力は、ゴールに到達するまでの努力の半分以上、4分の3が必要になるという事です。


私達は新しい事を始める時、必ず最初に高い壁にぶつかります。

「この壁を乗り越えることができるのか?」、不安の中で歩きはじめます。

「自分には無理だ!」と思う事があるかもしれません。


これは、ゴールに到達するために必要な努力の4分の3がここで必要なためです。

自分ができるかどうかではなく、最初に来るこの高いハードルを乗り越えることができるかどうかです。

「いまががんばり時だ」と思い、自分が持っている力の4分の3を使えるか、ここが勝負の分かれ目なのです。


自分に能力があるとかないという事ではありません。

いま、この瞬間をがんばれるかです。

この今を乗り越えると、後は水平飛行です。

苦しさはありません。


私は管理会計のシニアコンサルとして多くのお客様と接しています。

管理会計を学び始めたときは、まったく内容が分からず「自分に管理会計ができるのだろうか」と不安な時期を過ごしました。

ただ、とにかく「今がんばればなんとかなる」と思い粘り強く学びを続けました。

そして水平飛行を迎えました。


プロジェクト現場では、お客様から様々な要望をいただきます。

そこに苦しさはありません。

水平飛行に到達した私は、日々お客様との会話が楽しみです。

困っているお客様へソリューション(解決方法)を提供して、お客様から「ありがとう」と言われることに、今までがんばってきて良かったと思える日々です。


新しいことを始める時は苦しいのが当たり前です。

全ての努力の4分の3がここで必要なのですから。

あきらめることなく、自分を信じで学びを続けましょう。


2025/6/6


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