2023年10月28日土曜日

コミュニケーションのさしすせそ

コミュニケーションの本を読んでいたら「コミュニケーションのさしすせそ」という言葉に出会いましたので紹介します。

最近はMeetやZOOMによる対話も多くなり、対面でのコミュニケーションとは違う気配りも必要になってきました。

対面の時は相手の表情が見えるので、「してください」という依頼を受けたときに、にこやかな表情で言われると「あ、してあげよう」と思えます。

表情に怒りがあるように感じたときは、威圧感を覚え、恐怖を感じることもあります。そこから反発という感情が出てくることもあります。

このように対面であれば相手の意図はわかるのですが、メールやリモート画面での会話となると相手の真意を正しく理解することが難しくなります。

このため普段からメールやリモート画面でのやり取りには気を付けないといけないですが、そこでできることに「コミュニケーションのさしすせそ」があります。

普段から相手とのコミュニケーションを良い形にしていれば、このような誤った受け取り方も防げますので「コミュニケーションのさしすせそ」を参考にしてください。


コミュニケーションのさしすせそ


さ:さすがですね!

し:知らなかったです!

す:すごいですね!

せ:センスありますね!

そ:そうなのですか!?


この言葉は相手を褒めるときに相槌として使う言葉ですが、普段のコミュニケーションで使ってみると普通にも使えるものです。

人は話を黙って聞かれると、自分の話を聞いてくれているのか不安になります。

この相槌をうまく使うことでコミュニケーションがうまくいきます。


リモートでの会話では、相手が話していることに無反応になる人が多いです。

対面の時は「無表情」ということは無いと思います。

これは無表情だと、自分が「相手は自分の事を変に思っているだろうな」と思うからです。

これがリモートでの会話となるとその配慮が無くなります。

私たちが今までリモートでの会話というコミュニケーション手段を使ったことが無いからかなと思います。

リモートでも、話しかけている相手が無反応だと、話し手は「聞いているのかな?」と不安になります。

話し手への気遣いとして相槌は大切ですね。


今回紹介した「コミュニケーションのさしすせそ」は相手に驚きを表すときによく使う言葉です。

この言葉は、相手の話に興味を持っていることを表すことができるので、相手に対して共感している印象が強くなり、その結果相手に好意的な印象が生まれます。

相手への共感を示すと、相手は心地よくなり安心して話し続けることができます。

これは「同調効果」とも言われ、特に協調性の高い日本人にはより効果が高いそうです。


私たちはお互いが助け合ってすごしています。

私がよく例に出すことに、「自分一人では1本の鉛筆すら作ることができない」があります。

全てがお互いの支えあいで成り立っています。

いつも感謝の気持ちを持って、相手への気遣いを忘れないようにしたいと思います。


2023/10/28


2023年10月9日月曜日

ファーストペンギン

携帯電話事業 au を手掛けているKDDIを興した千本倖生さんの本を読んでいたら「ファーストペンギン」という言葉に出会いました。


「ファーストペンギン」とは、

ペンギンはつねの群れを作って行動する動物ですが、集団を統率するボスやリーダーは存在しないそうです。

それでは、なぜペンギンは隊列を組んで移動したりするなどの整然とした集団行動ができるのかというと、それは、最初に行動をとった一羽にみんなが従うという習性があるからだと言われています。

エサを取りに海に飛び込むときも同じで、群れは互いにけん制するようなしぐさを見せるだけで、最初の一羽が飛び込むまで行動を起こしません。

逆にいえば、シャチやヒョウアザラシといった天敵がいるかもしれない未知の海にまっさきに飛び込む一羽、すなわち「ファーストペンギン」の勇気、果敢なチャレンジ精神、そのベンチャースピリットは、称えてしかるべきものなのです。

自分がエサにされてしまうリスクや恐怖を克服して、エイヤッと未知の世界に飛び込むのは危険で破壊的な決断でもあります。

しかし、それが成功すれば仲間を助けることができるし、集団に先駆けてリスクテイクするファーストペンギンは、その行動を後追いするその他大勢よりもさらに、大きなものが得られる存在でもあります。

なぜなら、未知の世界を経験することは飛躍的成長の条件の1つであり、危険を恐れず、果敢に挑戦することが大きな成長への飛躍台となるからです。


私が興したECHもファーストペンギンだと思っています。

SAP業界では10年以上前から技術者不足が言われ続けています。

その中で教育に重点を置いて新たなビジネスモデルでやっていこうという会社はありません。

それは、教育とビジネスを同時に成り立たせることが簡単ではないということです。

ゆえに、SAP業界では今に至ってもまだ技術者不足が言われ続けています。

私は困難な事業に携わっていると思っています。

しかし、このビジネスモデルが成功すれば、SAP業界に1つの新しい技術者育成の活路を見出し、SAPユーザー、SAPベンダーなど社会に大きな貢献ができます。

自分の仕事が社会から必要とされ役に立っているという「利他の精神」でこれからもECHの事業を続けて行きます。


2023/10/9