2023年10月9日月曜日

ファーストペンギン

携帯電話事業 au を手掛けているKDDIを興した千本倖生さんの本を読んでいたら「ファーストペンギン」という言葉に出会いました。


「ファーストペンギン」とは、

ペンギンはつねの群れを作って行動する動物ですが、集団を統率するボスやリーダーは存在しないそうです。

それでは、なぜペンギンは隊列を組んで移動したりするなどの整然とした集団行動ができるのかというと、それは、最初に行動をとった一羽にみんなが従うという習性があるからだと言われています。

エサを取りに海に飛び込むときも同じで、群れは互いにけん制するようなしぐさを見せるだけで、最初の一羽が飛び込むまで行動を起こしません。

逆にいえば、シャチやヒョウアザラシといった天敵がいるかもしれない未知の海にまっさきに飛び込む一羽、すなわち「ファーストペンギン」の勇気、果敢なチャレンジ精神、そのベンチャースピリットは、称えてしかるべきものなのです。

自分がエサにされてしまうリスクや恐怖を克服して、エイヤッと未知の世界に飛び込むのは危険で破壊的な決断でもあります。

しかし、それが成功すれば仲間を助けることができるし、集団に先駆けてリスクテイクするファーストペンギンは、その行動を後追いするその他大勢よりもさらに、大きなものが得られる存在でもあります。

なぜなら、未知の世界を経験することは飛躍的成長の条件の1つであり、危険を恐れず、果敢に挑戦することが大きな成長への飛躍台となるからです。


私が興したECHもファーストペンギンだと思っています。

SAP業界では10年以上前から技術者不足が言われ続けています。

その中で教育に重点を置いて新たなビジネスモデルでやっていこうという会社はありません。

それは、教育とビジネスを同時に成り立たせることが簡単ではないということです。

ゆえに、SAP業界では今に至ってもまだ技術者不足が言われ続けています。

私は困難な事業に携わっていると思っています。

しかし、このビジネスモデルが成功すれば、SAP業界に1つの新しい技術者育成の活路を見出し、SAPユーザー、SAPベンダーなど社会に大きな貢献ができます。

自分の仕事が社会から必要とされ役に立っているという「利他の精神」でこれからもECHの事業を続けて行きます。


2023/10/9


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