毎月読んでいる雑誌PHPに「こころにひびくことば」としてエッセイストの岸本葉子さんの下記寄稿がありました。
「あいにくの雨」はない
俳句を愛読する仲間がよく口にする言葉です。
「あいにくの雨」と挨拶でよく言うけれど、俳句にはそれはない。
桜を見にいくことにしていた日が雨であっても、雨の桜を詠むだけのことと。
目標を立てて努力することは大事です。
けれど努力ではいかんともしがたいことがあります。
期待したり計画したりした通りに行かなくても、現実をありのままに受け入れて、よきものやできることをその中に探す。
俳句に教えられた心の持ちようです。
私たちも仕事の中で計画を立てて作業を行うことが多いです。
難しい仕事が出てきたとき、計画通りにいかないということもあります。
その時に、「できません」とあきらめるのではなく、「ここまではできる」という風に、自分ができるところまでは懸命に行い、この気持ちを持っていれば心の平穏が保てる気がします。
2025/3/20
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