2023年7月27日木曜日

この会社でやりたいこと

今回は、ECHでやりたいことを書いてみます。

以前も書いたかと思いますが、今年の新人も入社しているので改めて今私が思っている「この会社でやりたいこと」を書いてみます。


SAP業界の人材教育を変えたい


私がこの業界に入ってきたときにまず思ったのは、ITコンサルタントになりたくてもなれず、何年もプログラマをやっている人が多いことです。

また、ITコンサルタントの勉強をしたくても、本屋に参考図書は無く、研修は1か月で150万円もするようなものしかなく、一部上場といった大手企業に入社しないとSAPシステムの研修を受けることができないという状況でした。


私はたまたま友人がSAP社にいて、教育事業を手伝って欲しいという依頼からSAP業界へ入りました。

そこで上記の業界状況を見て、私が教育者としてやってきた経験から、この状況を変えたいと思いました。

世の中に色々な資格がありますが、IT関連の知識を習得するための手法・ノウハウは私の過去の経験から分かっており、SAP業界であってもこの手法で技術の習得はできるのではと思いSAP社で知識の習得を進めました。

結果、スムーズに知識の習得ができ、そこで得た習得のノウハウを使えばSAPシステムの機能習得はできるという経験から、いまの会社を創業し業界内で能力はあるがITコンサルタントになれない人に教育を提供し、その人の人生が光り輝くものになればという思いで会社を始めました。


SAPの機能習得では、機能を知ることを目標にしてはダメです。

SAP ERPの導入目的は業務の標準化です。

一度機能を習得した人はどの会社のSAP ERPに行っても同じ操作ができることで、無駄のないスキル習得ができます。

また、身につけたスキルが無駄にならないので人材の有効な活用、働く社員もスキルがそのまま使えるので働きやすくなります。


そこで必要とされるITコンサルタントは、それぞれの会社がどういった目的でERPの機能を使うかという、現場の要求、メリット、デメリットを語れる人です。

機能習得はそれほどは難しいものではないです。

習得は、私の経験から1つのコンポーネントの全ての機能は3か月毎日終電で帰れば習得できます。

ただ、機能をお客様の業務と結びつけることができなければ、使える知識、お客様から必要とされる知識になりません。

よって、いつも機能を覚えるときは、なぜこの機能があるのか、この機能でお客様がどう便利になるのかを考えることがとても大事です。

これができれば、短期でITコンサルタントとして役立つ人材になれます。


私は教育者として得た「人の育て方」とSAP社で得た「機能習得の方法」を社員へ伝えていく事で会社を大きくしていき、日本でがんばっている会社へ、経営を支える使えるITシステムの導入ができる優れた人材を輩出していきます。

SAP業界では、資金力のある大手企業数社のみがITコンサルタントの育成ができており、その他の多くの企業ではITコンサルタント育成に困っています。

この現状をECHの教育が変えていき、業界内に優れたコンサルタントが多くいる業界にしていきます。


2023/7/27


2023年7月20日木曜日

問題の本質

私たちの仕事はコンサルティングです。

コンサルティングとは、特定の分野において豊富な知識と経験からクライアントの問題を解決することです。

解決を正しく行うためにはお客様が言っていることを正確に掴み、お客様にとって正しい回答を提示する必要があります。

そのためには、自分が問題の本質を分かっているかがカギとなります。


今回は問題の本質について書いてみます。

経済学者ピーター・ドラッカーは面白いことを言っています。


「間違った問題への正しい答えほど、始末におえないものはない」


例えば、ヘンリー・フォードが車を開発したとき、世の中のニーズは「もっと早い馬が欲しい」でした。

ここで、この問題を「早い馬が欲しい」と捉えると「間違った問題」となります。

「早い馬」を問題として捉えると「正しい答え」は、馬を速く走るように鍛えたり、より速い馬を探すという行動になります。


問題の本質は「早く移動したい」なのです。

フォードは「間違った問題」に対して解決策を探るのではなく、本当の問題に気づけたからこそ、1908年にT型自動車を開発し歴史を変えました。

問題解決能力は優れた解決策を出すことではなく、問題の本質に気づく能力のことです。



少し違う視点から、このような問題もあります。

 妻が「頭が痛い」と言っていた。

その時にかけるべき本当の答えは何かというものです。



これは、「気づいてあげられなくてごめんね」だそうです。

妻の問題は「もっと私のことをかまって欲しい」なのです。

表面に見える問題を間違って捉え、その問題に何度も解決策を出しても解決には至りません。

その行為は「始末におえない」のです。


もう1つ、


 小学校で、女の子へのいじめを何度注意しても止めない男の子がいたとき何と声掛けをすれば良いか。


この時にかけるべき本当の答えは、


「好きなら好きと、恥ずかしがらずにちゃんと伝えなさい」なのです。

「いじめをしてはいけない」と何度も男の子に言う事ではないのです。

目の前で起こっている事象だけを捉えて、それを問題だと認識し解決させようとしてもそれは本質的な解決になっていないことがある例です。


私たちの仕事はお客様が困って問題を投げかけてきます。

その時に、問題の本質が見えているか、いつもその姿勢を持ってお客様に対峙することが必要です。


2023/7/20


2023年7月14日金曜日

自律神経の整え方

私は最近雑誌PHPを毎月読んでいます。

今月号に、夏の暑さに負けないための自律神経の整え方についての記事がありましたので紹介します。


だるい、食欲がない、疲れが取れないといった夏バテの症状は、共通する原因として「自律神経の疲れ」が考えられるそうです。

ヒトには体内環境を一定に保つ恒常性という機能があり、暑いときは血管を拡張させ血流量を増やし体の表面から熱を逃がして体温を下げようとします。

逆に寒いときは、血管を収縮させて血流量を減らして、熱が外に逃げないようにします。

このように自律神経が血管を拡張したり、収縮したりして、体温調整をしてくれています。


ところが、夏は冷房を使うために室内外の温度差が大きくなります。

私たちが暑い場所と涼しい場所を行ったり来たりすると、自律神経は体温を保つために一生懸命働かなければなりません。夏の間ずっとこのような体温調整を繰り返していると、自律神経は疲弊してしまい、機能が低下してくるのです。


夏を元気に乗り切るためには、自律神経を疲れさせず、乱れない体力づくりが大切です。

自律神経には心臓の動きを早くしたり血圧を上げたりすることで積極的な活動を支える「交感神経」と、心臓の動きをゆっくりにするなど体をリラックスさせる「副交感神経」の二種類があります。

基本的には、体を動かす日中は交感神経が活発に動き、体を休める夜には副交感神経が優位になります。

この二つの神経がシーソーのようにバランスを取りながら、すべての臓器をコントロールしています。


この自律神経を整える生活習慣として以下のようなことがあり、2週間ほど続けることで効果が出てくるそうです。

・食生活

 常温以上のものをとる。

 夏は冷たい食べ物が欲しくなりますが、冷たいものは体温を下げ、内臓の冷えを招きます。

・よく噛んで食べる

 一口30回を目安によく噛みましょう。

 脳に刺激が伝わえリラックスできます。また、体温も上昇し、過食を防止する効果もあります。

・運動

 日常生活に軽い運動を取り入れる

 体の熱の多くは筋肉で作られています。筋肉を鍛えて体を温める力を強化しましょう。

・服装

 衣類で温度差を防ぐ工夫をする。

 靴下をはく、レッグウオーマーをつけるなど、意識して足元を温めることで冷えすぎを予防できます。

・空調

 冷房の温度設定は28℃を目安にする。

・入浴

 ぬるめのお湯に10分間つかる。

 おすすめの温度は39~40℃くらいの温度です。

・呼吸

 いつもの2倍の時間をかけて息を吐く。

 10回繰り返すと、副交感神経が作動してリラックスでき、体が温かくなってきます。


日々の生活の中で色々と工夫しながら夏バテを防止して行きましょう。


2023/7/13


2023年7月5日水曜日

人を育て社会に貢献する

今回はECHの企業理念が「人を育て社会に貢献する」となっている理由について書いてみます。

この企業理念は私が会社を興した理由を表しています。

意味することは、「人には可能性がたくさんあり、自分の可能性を信じて成長したいと思っている人へ、その成長の機会を用意して幸せな人生を送って欲しい」という事です。


自分の能力を上げ、人生を変えていくことはいつからでもできます。

自分が成長を望み、その環境に身を置くことができれば後は自分の行動次第です。


ただ環境を考えたとき、学生時代は生活費は親が出してくれ、学費も出してくれましたが、社会人になると自分で生活費を稼がないといけません。

勉強も自分で時間を捻出して、難しいことを学ぼうとするとお金もかかります。

給与を稼ぐために昼間は仕事をして、勉強をしたくても残業になり疲れて夜勉強することが難しくなります。

成長を望む人に対して、また、自分が成長したいのに就職した環境からなかなか勉強できず悩んでいる人に対して、私の会社がその受け皿になれることを目指して起業しました。


起業してしばらくは、社員の給与を確保することが最優先で、社員教育に会社が持つ、人・物・金といった資源を投入することがなかなかできませんでした。

しかし、起業して15年目となる今、会社の体力も付き、企業風土として学びの文化が根付いてきました。

今は、採用した社員をしっかりと育成し、確実な成長へと導くことができるようになりました。


ECHで学んだ社員はみんな、後輩への指導に積極的です。

これは学びの連鎖がしっかりと企業風土として根付いた結果と思います。

この風土を守り、採用した社員が育つことで、優れた能力を持つ社員が増え、今よりも更に大きな仕事ができるようになることを目指しています。

一緒に働く仲間のスキルレベルが高いと、会社としてよりやりがいのある仕事を用意することができるようになり、日々成長とやりがいを感じることができる社会人生活を用意することができます。


「人を育て社会に貢献する」という理念は普遍的なもので、会社の業績や社会の景気によって変わるものではありません。

この理念に同調してくれる社員を増やし、社員みんなで成長していくこの会社をこれからも大きくしていきます。


2023/7/5