2024年1月29日月曜日

社会の公器

今回は、会社は社会の公器であるについて書いてみます。


世の中には数多くの会社があります。

民間企業や国や自治体などが作った企業です。

民間企業にも、個人商店や中小企業、大企業など様々な企業があります。

公的な企業は国や自治体が作った企業を指し、その他の企業は私企業と呼ばれます。


ただ、私的な企業であっても例えば個人商店の八百屋さんが公的な企業ではないかというとそうではないと思います。

形の上では個人商店、私企業であっても、公のためや社会に役立つために存在している八百屋さんは公企業です。


八百屋さんは店頭で野菜を売っています。

野菜を作った農家から流通を介して野菜を取り揃え、店頭に並べて私たちに提供してくれています。

この八百屋さんが無いとすればどうなるでしょうか。

私たちは土地を探し、苗を探し、苗を蒔いて日々枯れないように水をまき、また虫などに食われないよう気を付けながら数か月たった後やっと収穫ができます。

これらの事を数百円でやってくれているのです。

このことは明らかに公のためにやっており公企業、社会の公器と言えると思います。

このように社会から必要とされ行われているものは全て公器となります。


私たちの会社ECHも同じことが言えます。

私たちの仕事は、ただ自分が生活するため、利益を上げるために行っているのではありません。

私たちが持っている知識をお客様へ提供することで、お客様自身では導入が難しいERPシステムをお客様と話をしながら導入していきます。

これは社会に役立つために行っており、社会の公器として行っていることです。

お客様から必要とされ、社会に存続が許されている会社としてECHは15年間公器として活動してきました。

1人1人の社員が必要な知識を身につけて、責任感を持ってお客様へサービスを提供することで公器としての役割を担ってきました。

これからもECHは社会の公器としてお客様に役立つサービスを提供していきます。


また、経営者である私は公器を預かるものとして、そこで働く社員にしっかりとした知識が身に着くよう組織作りを行い、安心して働ける会社を作る責務があります。

このことを日々忘れず経営を行っていきます。


2024/1/29


2024年1月22日月曜日

トップが綴る 私の人生を支えた信条

今回はPHP研究所から執筆依頼があり書きました「トップが綴る 私の人生を支えた信条」の原稿を載せます。

PHP研究所は松下幸之助さんが設立した組織(https://www.php.co.jp/company/)で、人の生き方などについて研究している組織です。

研究、出版・普及、啓発・実践を3つの柱として、私はPHP研究所の「松下幸之助 経営塾」に参加した関係から執筆依頼がきました。

図書のURL

https://www.php.co.jp/manual/detail.php?code=85644

執筆者一覧

https://www.php.co.jp/atch/manual/c_85644.pdf


「人を育てる」

会社を興したきっかけは、人が集まる組織を作り、そこで人を育て、集まってきてくれた人の人生をより良く変えていきたい、という思いがあったからです。

創業以来、ここまで続けてこられたのも、「人を育てる」という信条が大きく影響しています。

当社の業務内容は、ITコンサルタントとしてコンピュータシステム(ERP)の導入を通じてお客様の業務改善に貢献することです。通常はお客様先へ行って仕事を行いますが、起業したての頃は仕事ができない新人をOJTのような形で連れて行くことはできません。

OJTはお客様にとってのメリットがなく、また、当社の業務はOJTで新人に伝えていくには複雑で、時間がかかる過ぎるからです。

しかし、会社である以上、社員の給与を支払うためにはお金を稼ぐことが必要で、社員教育をしなければ、集まってくれた社員の人生をより良くすることもできません。

そのため、起業当時、採用した社員にはシフト勤務としてもらい、午後から夜までの出社としました。

私はお客様先での仕事を終えると急いで会社へ戻り、採用した社員に夜まで技術教育を行うということを続けました。

昼間は仕事をし、夜は社員教育をする。この二重生活は大変でしたが、創業時に掲げた「人を育てる」という信条が心の支えとなり、社員が一人、また一人と育ち、やりがいを持って仕事に臨んでいる姿を見ることがとてもうれしく、続けていくことができました。

今では社員数も増え、人を育てるという社風が根付いてきたことから、組織として充実した社員教育を行う仕組みが整い、毎年、高いIT技術を習得したコンサルタント、エンジニアを育てることができるようになりました。

会社経営の難しさは、起業当初から現在に至るまで時々の会社の規模によって異なりますが、都度出てくる課題をしっかりと受け止め、逃げることなく解決していくという気持ちが持てるのは、自分のなかに「人を育てる」という強い信条があるからです。

会社経営では売上や顧客満足といったことが求められますが、何よりも大切なのは、その会社を形作っている社員が日々成長を感じ、幸せな人生を送ることです。

会社は社員が活躍するための土台となる場所です。

今後も会社が持つさまざまな資源を利用しながら社員が成長し、幸せになれる組織作りにより磨きをかけていきたいと思っています。

株式会社 ECH

代表取締役 廣田 正俊


2024年1月11日木曜日

夢を持つこと

今回は「夢を持つこと」について書いてみようと思います。


ナポレオン・ヒルの歴史的名著と言われる「思考は現実化する」という本があります。

アンドリュー・カーネギー(アメリカの鉄鋼王と言われた人物)の要請で、著名な500名以上の各界成功者の協力を得て、万人が活用できる成功の秘訣の体系化をおこなった本です。

この本では、「自分の願望を繰り返し自分に言い聞かせることで潜在意識が活性化し、人生が望んだ方向へと進んでいく」ことを書き記しています。

自分の願望を強く願うだけで本当に自分の願望が実現するのかと疑心暗鬼ではいましたが、いま過去を振り返るとこのことは本当だなと思っています。


私は昔から車が好きで、いつかはベンツに乗りたいと思っていました。

それもSクラスという最上級のベンツです。

当時の自分の給与では到底かなうはずもない願望でしたが、私の車好きもあって普段外を歩いているときにベンツを見かけるたびに「いつかはベンツに乗るんだ」と思っていました。

ただ思うだけではなく、乗りたいという強い気持ちをいつも持ちながら思っていました。


結果、今はベンツに乗っています。

これはベンツを買うということを目的にしたのではなく、ベンツに乗れるだけの給与を稼ぐという思いをいつも思っていた事が成した結果と思います。

ただベンツを買うだけであれば、中古のベンツを長期のローンにすれば買えますが、買うことが目的ではなく、ベンツに乗れるような人になりたいという強い思いを続けた結果、行動がより高い給与が得られる自分の能力開発に向き、結果として今に至ったと思っています。


存在意識はとても大事です。

実現できない理由を考えるのではなく、ただシンプルに「なりたい」と強く思うのです。

私は毎朝自分で決めた「志」を唱えています。

これは会社を良くしたいという強い気持ちから来ています。

社員が安心して働ける会社、世の中の動きに影響されないだけの体力を持つ会社、人に誇れる会社、こういった会社を作りたいという「志」を毎朝唱えています。

願いはかなうと信じています。


今年、私は1つ「夢」を決めました。

それはクルーザーに乗ることです。

趣味として船が好きといったことではないのですが、この会社を起業して間もないときに社員旅行でニュージーランドへ行きました。

そこで少し大きめのヨットに子供と乗って海に出ました。

すると静かな海面を滑るようにして行くヨットの心地よさと、その時船長が私の子供にヨットの舵を持たせヨットを運転させた光景がとても強く印象に残り、この光景をまた体験したいという思いを持っているからです。


今年は仕事とは別にクルーザーに乗ることを「夢」にして願ってみようと思います。

実現するかどうか、年末が楽しみです。


2024/1/11


2024年1月4日木曜日

2024年度 年頭挨拶

今年は令和6年能登半島地震が起き多くの被災された皆様の事を思い祝辞は控えさせていただきます。


2023年の弊社は、教育部・保守部を軌道に乗せソリューション事業との相乗効果を高めるために施策を計り、両事業部とも社員のみなさんのがんばりと共に成長した1年でした。

多くの試行錯誤を重ね、苦労しながらも成果を出すことができたのは社員のみなさんの工夫と努力の結果です。


3年前のECH組織構造はソリューション事業が主で、教育事業を数名の社員で行っているといった状態でした。

そこから教育部・保守部を立ち上げ、今では多くの社員が所属して他の部門との相乗効果を発揮できるまでの組織となりました。


当社は業界内でオンリーワン企業戦略を取りながらここまで成長してきました。

この成長はその都度様々な課題を解決しながら変化してきた結果として得た事です。

今年度も、現状に満足し変化を回避すると企業には衰退が始まるということを忘れず更なる変化を続けていきます。


ECHの企業理念である「人を育て社会に貢献する」を柱に、社内・社外の人材育成を行い業界内でオンリーワン企業として更なる存在感を高め、人材採用を介して新たな仲間を増やし、当社の持つ育成ノウハウを介してより優れた人材を業界へ排出していきます。

今以上に会社を大きく成長させ、社員と社会への貢献度を高めます。


2024年1月

株式会社ECH

代表取締役 廣田正俊