経営者が読むべき本として紹介されていたので、岡本純子氏が書かれた「世界最高の伝え方」というベストセラーとなった本を読みました。
岡本純子氏は、「エグゼクティブ・スピーチコーチ&コミュニケーション戦略研究家」という肩書を持つ方で、大企業のリーダーなど「エグゼクティブ」と呼ばれる人たちに、スピーチやプレゼンなど「人の心を動かす話し方」の要諦を教えるプロのコーチです。
この本の中では科学的なアプローチを踏まえた、あいさつ、雑談、会話などの伝え方について書かれています。
他者とのコミュニケーションにおいてとても役立つ本でした。
その中に以下の文がありました。
年齢や序列にかかわらず、目上にも目下にも、誰に対しても「敬意」を払う謙虚さと礼節。
私がいつも大事に思ってきたことでした。
たまに見かける人で、自分の知識が増えたり人の上に立つようになってくると上から目線で相手を見るようになる人がいます。
人は年齢を重ねていく中で色々な分野の経験や勉強をします。
そして、その分野で人よりも知識がつきます。
その状況で人と話すと、その知識をつけた分野では人より知識や経験があるので自分が相手よりも偉くなったように思います。
そして話し方に上から目線が出てくる人がいます。
でも、
その分野で知識があっても人が人生で起こる全てにおいて人より優れているということはありえません。
それぞれの人は年数を重ねただけの経験があるので、何らかの分野で自分より多くの知識を持っています。
相手が自分よりも多くの知識を持っている分野、これは必ずあります。
私はこのことに敬意を持つことが必要と思っています。
小学生でサッカーをしていると、サッカーの経験がない私よりも多くの事を知っており、サッカーが話題になったときは私はその小学生からサッカーを教えて欲しいと思います。
新入社員で筋トレを行っている人がいると、筋トレが人に身体的・精神的にどのような影響を与えたかを教えて欲しいと思います。
社員が仕事で知りえた事で私が知らないことは多く、そのことを教えて欲しいと思っています。
いつも人から学ぶものはあると思っているので、人には敬意をもって接しています。
この謙虚で礼節を大切にした「敬意」はECHの社員すべてが持って欲しいと思います。
仕事ができることがすべてではありません。
人から尊敬され慕われる人がより豊かな人生を歩むことができます。
全ての人に「敬意」をもって接する。
どれだけ自分がえらくなってもこの気持ちは持ち続けないといけないと思っています。
2024/2/11
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