今回は幸福度について人がどのように感じているかを、アメリカの心理学者ティム・カッサーとリチャード・ライアンの二人が研究し結果を導き出していますので紹介します。
この二人は、人の幸福度について調べ、どのような人が幸福度が高く、どのような人が幸福度が低いかを調べました。
多くの人の調査をした結果、その要因は「外的な目標」と「内的な目標」にあることが分かりました。
「外的な目標」とは、「裕福になる」や「有名になる」、「肉体的魅力がある」などということです。
「内的な目標」とは、「自己成長する」や「親密な人間関係を持つ」、「組織や社会に貢献する」などです。
分かりやすく2つを比較すると、外見と内面ですね。
「外的な目標を持つ人」は「内的な目標を持つ人」と比較して常に未達成への不安を抱えており、その達成度にかかわらず「幸福度が低い」ことがわかっているそうです。
「外的な目標を持つ人」は「何を所有しているか」に注意が向いており、社会的に導かれた表面的なペルソナ(仮面人格)を作り上げる傾向が強く、自己が希薄だそうです。
「内的な目標を持つ人」は自分がどれだけのことができるかを正確に理解しており、またその努力から自分に自信を持っています。
他者から何か誹謗中傷的な事を言われても、自己をしっかりと理解しているので相手に動かされることがありません。
普段から自分の行動に幸福感を持っています。
私も幸福度を上げるために、自己の目標を他者との比較ではなく、今の自分に何ができるかを考え、自分の周りの人が快適に過ごせる環境に気を配り、他者に何を持って貢献できるかということを考えながら普段の生活をしていきたいと思います。
2024/4/5
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