今回は、私の尊敬する経営者、松下幸之助さんが言われた「素直な心」を紹介します。
松下幸之助さんは、執筆した「道をひらく」という書籍の中で「素直な心」について下記のように書いています。
素直な心と何度も言うようだが、何ごとをするにしても、やはり素直な心が一番大切なように思われる。
まして人間は、いつも素直な心でばかりいるものではないから、折に触れ、時に応じて、素直な心の大切さを強調する必要がある。
日夜、お題目のようにこれを唱えても唱えすぎることはあるまい。
素直な心の反対は捉われた心である。心が何か一つに引っかかっているのである。
引っかかった心では、ものごとは正しく判断できない。正邪(せいじゃ)の別を誤る。
正邪の別を誤って、ものごとが円滑に運ぶ筈がない。
事がうまく運ばぬときには、一度静かに考えてみるがいい。
何かに執(しゅう)している。何かに捉われている。たとえ正しいと信じることでも、その正しさに捉われてしまえば、心が狭くなり判断を誤る。
そして無理をする。正しいことですら、これに執してはいけないのである。
素直に、いつも素直に。どんな場面に直面しても、やはり素直に。
素直な心は、真実をうつす唯一つの鏡である。
私たちは何か起こったときに、自分の知識や思いが先にでてしまい、相手が言っていることに対してそのまま受け入れることができず、反論や意見を言いたくなります。
それは、自分が正しいと思っていることが唯一の正しいことであるという思いから出てきます。
世の中で起こっていることは複数の事が重なり合って表に出てきます。
まずは起きていることを素直に受け取り、先入観などは持たずになぜそのようなことが起こったのかを考えることで、より良い判断ができるようになると思います。
いつも素直な心を忘れずに行動してきたいと思います。
2024/10/20
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