2025年2月14日金曜日

運と縁と恩

雑誌PHPに下記の記事がありました。


世の中、誰もが運のよさを求める。

神や仏に頼ったり、パワースポットを訪れたりしたくなるのも頷ける。

運はあまねく誰にも巡ってくると思えるけれど、運のよし悪しの受け取り方は人によって随分違うし、実際、運のよい人悪い人は確かにある。

いったい運はどうすればつかめるのだろう。

確たる答えはないにせよ、運を大きく左右するのは縁ではないだろうか。

縁が重なるから、ご利益をいただく確率も上がる。

縁あればこそ運は引き寄せられてくる。

ではその縁を増やすにはどうすればよいのだろう。

確かに世の中にはたくさんの縁に恵まれた人がいる。

これも要因は数あれど、縁を深めるのは恩ではないだろうか。

人生万事がご縁のおかげと、縁に恩義を感じる人がいる。

自分を誇るのではなく、他人の助けだと譲るその謙虚さが縁を深めているのではないか。

つまるところ、恩を感じる心がけで縁が深まり、縁が縁を呼んで、運が巡る。

出逢いと別れ、旅立ちと帰郷、人生が交錯する春、人びとの運と縁と恩が未来を変える。



私は最近、ご縁というものをとても感じています。

会社経営をしていて大きな課題に向かうとき、一人で考え決めていく事に迷いや不安がやはり出てきます。

今までの経営の中でそういった難関に向かった時、いつも誰かが助けてくれます。

私は本当に運が良いと思います。


この記事を読み自分を振り返ると、私はいつも周りの人からの助けでいまがあると思います。

周りの人に恩を感じ、感謝の気持ちを忘れないようにといつも思っています。

この思いが縁を呼び、運の良さにつながっていると思います。


いつも周りに恩を感じて感謝の気持ちを持つ。

そこから縁が生まれ、運の良い人生をおくることができる。


このことをいつも心に留めて日々過ごしていきます。


2025/2/14


2025年2月6日木曜日

コミュニケーションにおける2つの次元

今回は私たちコンサルティングという仕事や普段の人との関わり合いにおいて大事なコミュニケーションについて書いてみます。

先日「BCG流 経営者はこう育てる」という本を読んでいると、コミュニケーションには2つの次元があるという記述がありました。

人の気持ちを理解するにはこの2つの次元を知っておくと良いという内容でした。


人間同士がコミュニケーションする時には、同じ言葉を使いながら、実は異なる2つの次元でコミュニケーションをしているという事です。

1つは「ロジカルな次元」でであり、明示的に口調や文字で語られます。

もう1つは「エモーショナルな次元」で、コミュニケーションではあまり明示的には語られず、暗黙のうちに伝わるものです。


1つの例として、コンサルタントとそのクライアント(お客)が下記のような会話をしたとします。


コンサルタントから:

「あなたは売上を上げるために営業マンを倍増した。分析の結果、それは費用対効果が低いことが分かった。むしろ行うべきは営業マンの訪問先および訪問回数を増やすことである。」


このような会話は「ロジカルな次元」となります。

行った事実に対して、その評価、対策を伝えています。

ただ、このやり取りにはもう1つ違った次元が裏で動いています。


口調では同じことを言っていても、「エモーショナルな次元」では暗黙のうちにまったく正反対のメッセージが伝わる可能性があります。

①私はあなたが嫌いだ

②私はあなたが好きだ

のどちらのメッセージもです。


①の場合は、「あなたは間違った意思決定をした。このような考えは経営者として考えが浅く、私はあなたに共感できない。」というメッセージです。

②の場合は、「成果を出そうと一生懸命に努力しているあなたに私は強い共感を覚えます。私はあなたにぜひとも成功して欲しいし、私ができることは何なりとサポートしたい。私があえて過去の失敗を掘り返しているのは、あなたを助け、あなたに成功して欲しいからです。」という正反対のメッセージです。


このようなエモーショナルなメッセージは暗黙のうちに伝わります。

エモーショナルメッセージをうまく伝えることが苦手と感じる人も多いのですが、このような結果を見るといつも気をつけていないといけない事です。

この解決方法として1つのやり方としては、ストレートに「あなたに共感します。あなたの成功をサポートしたい。だからあえてこのような苦言を申し上げているんです。」と相手に伝えるというのも時には良いことだと思います。


人とのコミュニケーションは自分が気づかないうちに違った形で相手に伝わることがあります。

メッセージには「エモーショナルな次元」があることをいつも忘れず、自分が思っていることを相手にしっかりと伝わるよう日々気をつけることで、円滑な対人関係の構築ができます。


2025/2/6


2025年1月30日木曜日

人の悩みは全て人との関係性

日々人には悩み事があり、悩みを思う事で気持ちが憂鬱になったりします。

なぜ悩みがあるのかについて、お坊さんが書いた書物を前に読んだことを思い出しました。


全ての悩み事は人との関わりからくるというものでした。


会社で居心地が悪い

 同僚と思うように話しができない・・・

家で居心地が悪い

 家族と思うように話ができない・・・

お金がなくて困っている

 人から良く見られるために洋服を買いたい・・・

 家族に安心した生活をさせたい・・・

思うように仕事がはかどらない

 仕事が遅れると周りの人に迷惑をかける・・・

病気で体調が悪い

 周りの人と楽しく過ごしたい・・・


ならば、悩みをなくすために人との関係性を断てばよいかというと、自分一人では食材を作れないし、仕事も自分一人ではできません。

人が生きていく為には必ず他者とかかわりあり、助け、助けられる関係から成り立っています。


すると、人との関係がどれだけ自分にとって大事かということになります。

相手が少しくらい自分とは違う考え方をしていても、相手の事を悪く言ったり否定的に見たりするのではなく、その理由を考えて、その人とどのような関係を築けば良いかを考えるようになります。


周りに人がいるから自分の人生は豊かになります。

自分が日々生活できているのは、周りに人がいるおかげだということに気づき、日々このことを忘れずに過ごすことが大事です。

周りの人に感謝の気持ちを持つことで悩みは減っていくと思います。

2025/1/28


2025年1月25日土曜日

5つの原則(仕事で一番大切な事)

毎週1冊は本を読むと決めていて、今週読んだ本が松下幸之助さんの「5つの原則(仕事で一番大切な事)」です。

松下幸之助さんは94歳でこの世を去りましたが、その生涯で得た経験から、仕事で一番大切な考え方として5つあげました。

その5つを紹介します。


1,使命感

- 自分の性格など、自分が持っているものを正しく理解し何を望んで何を目指すのか、そして自分にとって何が一番の価値となるのかを深く考えて明確にすることで、自分自身が生きていくうえでの使命というものを自覚することができる。

自らの使命を自覚できるようになれば、主体的な生き方・働き方に繋がる。 -


この言葉を受けて私は、自分の使命は教育であると自覚しました。

人は教育によって大きく成長します。

人の成長を手助けすることが私の使命です。


2,素直な心

- 私心にとらわれず謙虚に人の意見に耳を傾け、あらゆる人や物から学ぶ姿勢を持って物事の実相を見極め判断していける心を身につけることで、いくつになっても成長し続けることができ、充実した人生を送ることができる。 -


私の座右の銘は「実るほど頭を垂れる稲穂かな」です。

どんなに自分の知識が増えて行っても、いつも周りの人から学ぶという姿勢を忘れず、また全ての助言は自分の成長のためになると考え感謝して請けるように行動しています。


3,人間観

- 人は皆ダイヤモンドの原石のような存在であるという見方で自分を見ることで、自己肯定感が高まり、モチベーションやチャレンジ意欲が大きく高まるでしょう。 -


自分も他人も、すべての人に光るものがあると思っています。

人の長所を見つけ伸ばしていく、このことが大事といつも思い行動しています。


4,自然の理法

- 万事徹底していけばそれが正しいことで自然の理法に当てはまっていればいつかは必ず成就する。 -


何事も毎日コツコツと続けていれば必ず成就します。

私は多くの資格をとってきましたが、どれもコツコツと努力を重ね、1度や2度の失敗であきらめることをせずに続けました。

あきらめなければ失敗は無いということを学びました。


5,自主責任意識

- すべては自分の責任と自覚して自分自身を経営していく発想を持てば、やらされ感や受け身の発想から脱却し、真の生きがい、やりがいを感じることができるでしょう。 - 


自分の周りで起きていることはすべて自分の行動による結果と思っています。

周りは自分の鏡で、自分の行動がそのまま自分自身に返ってきます。

周りで嫌な行動があれば、自分の行動を変えることで周りを変えることができると思い行動しています。


2025/1/25


2025年1月12日日曜日

雨垂れ石を穿つ

今回は「雨垂(あまだれ)れ石を穿(うが)つ」という言葉を紹介します。

これは、雨垂れのような小さな雫でも、長い時間をかけて落ち続けると岩にも穴が空くということを表していて、小さなことでも根気よく続けていると必ず目的は達せられるということを言っています。


私の好きな言葉に、Making a steady effort という言葉があります。

私がECHを起業した時に会社名として考えたものに、ECHの他にTHINKがありました。

会社を興した動機は、勉強によって人生を変えることができる。

その勉強も、ただするのではなくて分からないことがあったときに、なぜと考え、そのなぜを何度も繰り返すことが自分にとってより腹落ちした本当に理解した知識となることを経験から知りました。

その、なぜなぜなぜを「THINK」という言葉で表し、この「THINK」を社名にしようと思ったのです。


そこから同じ時に出会った言葉でずっと大切にしてきた言葉が、Making a steady effort です。

コツコツと努力を重ねることを意味しています。


学ぼうとしていることを一生懸命考え、考え抜いて、その努力をコツコツと続けていく、これが自分の人生を変えました。

この誰でもできることを日々忘れず繰り返すことで人生が変わっていきます。


ECHでは新入社員に、入社して1年間は必ず毎日日報を提出してから帰社するようルールを設けています。

これは、日報によってその日に自分がやったことを振り返り、満足できるものであったかを確認し、明日は何をやるのかを考え、明日朝来たときにすぐに仕事に取り掛かれる、仕事に対しての段取り力を身につけて欲しいという事に合わせて、


もう1つ重要なことは、日報を書くということは10分程度で終わることです。

この小さなことを毎日忘れることなく、必ずやる、やることができるという力を身につけて欲しいという思いから日報を行っています。


日々の小さなことの積み重ね。

そしてその継続、この2つを忘れずやっていけば必ず人生は変わっていきます。


2025/1/12


2025年1月6日月曜日

2025年 年頭挨拶

2025年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶申し上げます。


昨年の日本経済は、人手不足を克服するためのシステム投資が増え、情報通信などの法人向けサービスが堅調で、私たちの主要顧客層である製造業でも海外経済の回復に支えられ好業績の企業が増えました。

引き続き、今年度も日本経済の堅調な成長が見込まれています。


その中で昨年のECHは、新規事業として立ち上げた教育と保守が堅調な成長を遂げた1年となりました。

教育事業では開発コースに対する受講者が年間で100名を超え、教育部メンバーによる活躍から、業界の技術者育成に大きく貢献できました。

保守事業でも顧客数は2桁となり、AMS部のメンバーによる新たな収益基盤を確立した1年となりました。


これら実績を踏まえて引き続き社内では、教育事業を通して自社の社員育成を行い、育った人財を保守事業、ソリューション事業を通して社会への貢献を進めていきます。


2025年のECHは、新たな飛躍の年と位置付け、社内の組織変更と新規ビジネスの立ち上げを行います。

ECHの社員は利他の精神を持ち、自分に何をしてもらえるかではなく、自分が何ができるかを考え、新たなことに対する挑戦を恐れず、更なる成長を目指す組織にしていきます。

新しいものを受け入れ、自分の新たな力として役立てることができる成長する組織へと向かいます。

 

新規ビジネスとしては、プライムプロジェクトの獲得を進めます。

プライムプロジェクトに必要な人と組織を作り、社員が持つ能力活躍の場を増やし事業を大きくしていきます。

他社にない人材育成のノウハウを活用し、社員の早期のスキル習得、パートナーのスキル向上を通して収益拡大を目指します。


これら施策を進めるために社内の各部において下記を重点策として進めます。


教育部

他社にない人材育成のノウハウ活用による社員の早期スキル習得


AMS部

様々な業種の保守による社員の経験知の増加


ソリューション部

プロジェクトに関わる上流工程の経験知の増加


営業部

プライムプロジェクト獲得による新規ビジネスへの参入


総務部

社員間のより強固な連携を図るためのコミュニケーション



新たな飛躍を目指して社員一丸となって進んでいきましょう。


2025年1月

株式会社ECH

代表取締役社長 廣田正俊


2024年12月21日土曜日

毎日の気分

今朝、通勤するときに上を向いて空を見ながら歩いてみました。

そしてまた前を見ながら歩きました。

すると気づくことがありました。


空を見ながら歩いていると元気がでてきます。

仕事の忙しさやちょっとした悩みなど、そういった事が前向きにとらえることができます。

今日という日はもう戻ってこないので今日一日を大事に過ごそうや、悩みも時間が経てば必ず解決するので今できることをしっかりとやろうなど、前に進んでいこうという気持ちになります。


試しに、下を向いて歩いてみました。

すると、気持ちが少し落ち込んだ感じになり、あまり前向きに考えていこうという気分にはなりませんでいた。


気持ちは行動からという言葉を思い出しました。

自転車を漕ぐのと同じで、最初はちょっと力がいります。

ただ、動き出すと最初のころのような力はいらず、流れに乗って、波に乗って軽やかに漕ぐことができます。


毎日を大切に過ごすために、まずは朝の行動から変えていこうと思います。

通勤時は空を見ながら歩きます。


2024/12/20