「12月31日23時37分」、この時刻は何だと思いますか?
地球の歴史46億年を1年に例えると、人類の誕生は「12月31日23時37分頃」になります。
人類が地球を支配し始めて、まだ23分しかたっていないです。
この数字を見たとき、自分が日々悩んだりすることが小さなことだなと思えました。
また、人類が地球に出てきて、自分の祖先に一列に並んでもらうと50,000人位いて、そのうち49,500人は狩猟民だそうです。
その後の500人が農耕民です。
狩猟民の時代は、人はじっと座って何かに集中することはなく、いつも周りに気をくばり、何かあればすぐに動ける状態にしておく必要がありました。
それは、じっとしていると近くにいる獣に自分が食べられてしまうからです。
それが、文化の発達とともに食料を作ることができるようになり、知能も上がり自分を守る術を得たので農耕民となりました。
農耕民となってからは、周りで何か起こってもすぐには行動せず、じっと考えて、何が正しい選択かを定めて行動するようになりました。
ただ、人類の進化を考えると、狩猟民が49,500人分続いてきており、その行動様式は500人分続いただけで変わるようなものではありません。
500人 ÷ 50,000人 = 1% の進化では脳は変わらないのです。
いま私たちはじっと座って何かを学び、判断し、行動することが正しいと思われています。
しかし、人類の進化から考えると、かなり難しいことをしているようです。
仕事で悩んだり、困ったりした時に、そもそも自分の脳は 99% の進化でできた狩猟民の脳なので、今の社会の仕組みが合わなくても仕方がないと思うことも必要だと思います。
できて当たり前ではなく、そもそもできないことにチャレンジしているという気持ちが持てると、気分も楽になる気がします。
2025/5/6