最近、アドラーに関する本を読みました。
アドラーは、医師で心理学者として有名な方です。
1870年にオーストリアで生まれ、医師、教師として活動し、多くの人に心理学者として影響を与えた方です。
アドラーは多くの事を語っていますが、今日はその一つを紹介します。
「大切なのは何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである。」
アドラーと同じ心理学者で、有名な人物にフロイトがいます。
フロイトは人の感情や行動を「原因論」として捉えました。
よく「とらうま」という言葉を聞きますが、これは今自分の感情は、過去起こったことに原因があるという考え方です。
そうすると、困ったことや悩みなどが出たときに、周りの環境や過去に原因を求めます。
自分の感情は、与えられたものに原因を求めるという事です。
アドラーは、この「とらうま」を否定しています。
いま自分の悩みや感情の原因は周りから与えられたものではなく、自分が望んだことから起きているというのです。
アドラーは、全ての事は自分が望んだことにより起きていると言っています。
怒りなどの感情は、何か原因があり出てきているのではなく、怒りを発したいと自分が思ったので、その原因を周りにつくり出しているとしています。
分かりやすい説明として、母親が子供を強くしかる感情で説明しています。
母親は、子供が悪いことをしたから怒りが出てしかっているのではなく、怒りという感情を出したいために子供をしかっているとしています。
その説明として、子供をしかっている最中に電話がかかってくると、母親はその場でよそ行きの丁寧な言葉を使い話しだします。
怒りがあってしかっているのであれば、急にその怒りをなかったかのように電話で話すというのはおかしなことであるとしています。
怒りは自分が何かをしたいために(子供をしかりたい)自分で起こしているというのです。
感情は「原因論」ではなく「目的論」であるというアドラーの考え方は私たちの生き方に大きな指針を与えてくれています。
自分に与えられた環境に不満を持って行動するのではなく、自分の目的をしっかりと定めて、自分に与えられたものをいかにうまく使っていくかが大切であると思います。
自分の不平・不満という感情は、自分で作り出しているのです。
考え方を変えてみると、日々の人生がやりがいのある充実したものになります。
2025/3/29