2020年11月24日火曜日

ECHの社名

今回はECHの社名について話してみます。


ECHの社名は、Employee Customer Happinessから来ています。

私が起業した目的は、自分が学んできた知識を多くの人へ伝え、そこから学んだ人が幸せな人生を送ることができればと思ったことからです。


会社において「お客様第一」「お客様は神様」が話題になることがあります。

会社が存続していくためにはこの考え方が間違っているとは思いませんが、お客様に喜んでいただけるサービスを提供するためには、まず社員が幸せでないとできないと思っています。

社員が幸せになることでお客様にも幸せになっていただけると思っています。

社名をCEHとせず、ECHとした理由はここにあります。

C(お客様)が先ではなく、E(社員)を先において、社員が幸せになれば自然とお客様も幸せになっていただけるであろうという思いです。


ただ、この考えは理想を言っており実際に幸せを実現するためには私たちの様々な努力が必要です。

それも、会社が何かをしなさいと言われてするのではなく、自分の中から湧き出る知識欲、人に貢献できることの幸福感、達成感を強く持ち、業務やIT関係の知識をしっかりと身につけていくことが必要です。


私が社名を考えているときに、ECHとは別にもう一つ候補となる社名がありました。

それは「THINK」です。

知識を付けて良い仕事をするためにはとにかく考えることが必要です。

特にIT関係の機能を理解するときには「なぜこの機能があるのか」「この機能はどういった思想で作られているのか」「どう使えばこの機能が活きてくるのか」、とにかく考えて考えて考え抜くのです。

そうすることで機能の本質を理解でき、自分のものとして語れるようになります。

この考えるということが私たちの仕事にはとても大切なことなので「THINK」を社名の候補としました。

考えることで知識がつき、コンサルタントとしてお客様へ高度なサービスを提供できるからです。

当時「ECH」と「THINK」どちらを社名とするか悩みましたが、やはりECHの方がより私の思いを表しているのでECHを社名としました。


幸せな人生を送るためには仕事はとても大事な要素です。

仕事をうまく行うためには知識が必要です。

ECHが持つ資源を利用して皆さん幸せで楽しい人生を送ってください。


2020/11/24

2020年11月19日木曜日

コミュニケーション

今回は人とのコミュニケーションについて話してみたいと思います。


私たちが社会で生きていくにあたり人とのコミュニケーションは欠かせません。

私がよく言うことに、

「自分の能力を過信してはいけない。鉛筆一つ自分一人で作ることはできないのだから。」

社会に人がいて、それぞれの人が支えあって自分の生活は成り立っています。


人が自分の考えとは違った考え方・行動をしたときに、「あの人はおかしい」と即座に思うのではなく、「なぜ、あのような行動をするのだろう」とまずは考えることが必要です。


それぞれの人が育ってきた環境が異なるので、自分の当たり前は他人の当たり前ではないことがあります。

例えば、メールの文章にあいさつ文などがあり丁寧な人と、メールの文章が簡潔で用件のみしか記載していない人、それぞれ本人は正しい行動と思っています。

そこに、自分の考え方と違うという事で相手を非難などするのではなく、まずは相手がなぜそういった行動をするのかを訪ねコミュニケーションをとることで互いに分かり合えることが多いです。


また、コミュニケーションをとる場面においても、自分が話す内容は自分がすでに前もって考えており理解できている内容ですが、相手にとっては初めて聞くことで、また話で使う言葉なども普段使わない言葉などがあった場合はその言葉の趣旨を理解するなど会話を理解するのに時間がかかることがあります。

相手の様子を理解せず、ただ言いたいことを話すというのは双方が理解するための行動にはなっていず、本来の伝え分かってもらうという目的が達せられない行動となっています。


いつも相手に合わせ、自分が伝えたいことが正しく伝わっているか相手の顔色を見ながら、また相手が話を始めたときはじっと黙って相手が言っていることの全てを聞き、途中で話をさえぎることなく相手にできるだけ多くのことを話してもらえるよう気遣いをしましょう。


最近はメールやSNSで文字だけが飛び交い、その裏にある思いの伝達がなされないことが多く見受けられます。

メールなどは用件を伝えるツールとして捉え、自分の思い・考えを伝えるときは直接電話で話すなど思い・ニュアンスが正確に伝わる工夫をして行きましょう。


2020/11/19


2020年11月11日水曜日

社員の成長

今回は社員の成長について話します。


ECHは企業理念に「人を育て社会に貢献する」を掲げています。

自己の成長を望む人、成長が期待できる人に入社いただき、本人の成長を後押ししていく会社です。

成長した社員が社会へ貢献することで豊かな社会を創っていきます。

また、成長した社員が後から来る社員の成長を支えるという良い循環を作り多くの優れた社員を育てていきます。


以前は社員数が少ないことから、なかなか社内でじっくりと教育を受けてもらう時間をとることができず、すぐにプロジェクト現場へ出てもらうといった状況がありました。

しかし、今は社員数も多くなり、教育に対する資源的余裕も出てきたので、本来ECHが目指すべき「人を育て社会に貢献する」という理念に基づいた形を実現できるようになりました。

教育コースを2か月から長い場合は半年程度受講し、その中でコンサルタントの資質を学びながら成長してくといった形を取ることができるようになっています。

また、一度プロジェクト現場へ出て、そのプロジェクトが終わったときなどに、再学習のために外部研修を受講するなどの形もとることができるようになりました。


ECHでは、社員が成長するにあたって明確なポリシーがあります。

「しっかりと学習してから現場へ出る」です。


この業界でよくあるOJT(現場でおぼえろ!)ではなく、現場に出る前に社内でしっかりとした教育を行い、現場で必要なベースとなる知識を付けてから出ていきます。


私たちの業界は一度現場へ出るとなかなか自己スキルアップが行いづらい環境となります。

現場業務に追われたり、あるいは、現場業務で満足感を得てハングリー精神が薄れるといった事です。

強い目的意識を持たないと、新たな技能の習得をスムーズに行うことが難しい業界です。

日々の仕事の達成感にのみ満足を感じるのでなく、新たな事へのチャレンジ精神を忘れずに日々成長できる人が5年後、10年後の差となり現れてきます。


自分で学習の場を作らないと、人よりも早い自己の成長を実現することはできません。

自分で学習パターンを作り、決めた時間に決めた量の勉強をしっかりと行い、目標に定めた資格取得などの達成を目指して自分の時間をいかに使えるかが将来の差となって現れます。


つけた能力は簡単には古くなりません。

私のSAPの知識の7~8割程度は10年前に深夜まで勉強して得た知識です。

その知識で今でもお客様に十分な満足感を得ていただいています。

この業界はIT業界でありながら、他のIT分野とは異なり突然スタンダードが変わるといった事はありません。

苦労して得た知識は将来に渡り自分自身を助けてくれます。

短い時間で付加価値の高い仕事ができ、空いた時間を自分の更なるスキルアップに充てたり、家族などとのプライベートな時間として使うことができます。


幸せサイクルを回すためにいまできる事をしっかりと行いながら成長していってください。

私が会社を興した目的は、成長を望む人へ成長できる環境を提供し、その成長を後押しすることです。

ECHは皆さんの成長を支えます。


2020/11/11

2020年11月4日水曜日

新卒および未経験者採用について

ECHでは現在新卒者採用及びSAP未経験者の中途採用活動を行っています。

採用目的は以下の通りです。


・会社の安定化

・組織活性化

・企業風土の醸成

・社員の業務負荷低減

・適材適所な業務分担

・社会貢献

・社会的信用


・会社の安定化

 社員数は様々な要因により自然減少します。

 社員数が減ることで一人当たりの業務負荷が上がり、収益も落ちて行きます。

 また、継続した社員採用を行うことで社員の年齢構成バランスをうまく保つことができます。

 年齢構成バランスが崩れると、退職者が多い年度が出てきたりと安定性を欠くリスクとなります。

 安定した会社を作るためには継続した社員採用は必須です。

 SAP経験者のみを採用の対象とすると、業界の構造からスムーズな採用はできません。

 SAP経験者の募集をする中で新卒などの採用も行います。


・組織活性化

 同じ考え方の人が集まる組織は停滞します。

 異なる考えを持つ人が集まることで、考え方の違いから衝突し新たなものが生まれます。

 時代に沿い、その時代が求めているものをしっかりと掴みながら企業活動を行うためには新たな風が必要です。


・企業風土の醸成

 会社は同じ志を持つものが集まる場です。

 新卒者は今から新たなことを学ぶ人材です。

 ECHの企業理念をしっかりと伝え育てることで、正しい企業風土を作ることができます。


・社員の業務負荷低減

 社員数が増えることで一人一人の作業負荷を下げることができます。

 急に忙しくなった時の応援や、SAPプロジェクト内のテスト実施、仕事の下部を支える資料準備や会議手配、教育会場準備など、経験者でなくてもできる仕事を新卒社員などへ割り振ることができます。

 また、社員が増えることによる業務負荷分散から、休暇の取りやすい組織づくりができます。


・適材適所な業務分担

 会社の業務にはお客様と直接接しながら要件定義を行うといった経験が必要な業務や、稼働前テストのための資料作成・動作確認などといった定型的な業務があります。

 経験を必要とする作業は中堅社員が行い、定型業務は新人が行うことで各自の限られた時間を有効に使うことができます。

 また、より収益性の高い仕事に時間を割り振ることができます。



・社会貢献

 会社は社会の公器です。

 社会から必要とされる会社は残り、不要とされる会社は淘汰されます。

 社会のためになる会社とは、適切な利益を上げながら人々が豊かな生活をおくるために貢献する組織です。

 一人でも多くの人へ労働の場を提供し、人生が豊かになるよう支えていくことができる組織が必要とされる会社です。


・社会的信用

 社会へ出てくる若者、社会でいま成長しようとしている者をしっかりと育て導くことができる会社は素晴らしい会社です。

 新卒採用を行っている会社は社会貢献の面と合わせ社会的信用を得ることができます。

 自分の会社が誇れる会社であるためには社会的信用の醸成が必要です。



誤った理解


・自身の給与が下がる

・業務負荷が上がる

・中途入社のみで良い


・自身の給与が下がる

 ECHの年間売上高 8億5千万円、純資産は4億円で毎年同程度の安定した収益を上げています。

 新卒社員の採用コストは年400万/一人で、売上高比率 0.5%です。

 社員年間給与は3億2千万円で、対比率 1.3% です。

(単純計算で4億円÷400万=100名の新卒を1年間育成できます)

 新卒採用が既存社員の給与に影響するような財務基盤ではありません。

 これからも先行投資の位置づけとして人材採用/育成を進めます。

 また、既存社員へは新卒育成における貢献度として、チュータ手当 年12万円、賞与評価時のプラス評価なども行っています。

 社員数が減ることによる会社業績低下の方が社員の給与が下がるリスクとしては大です。


・業務負荷が上がる

 会社には単純作業や力作業が多くあります。

 SAPテストケースの実施、プレゼン資料準備、教育会場手配などです。

 スキルのある社員は知識と経験をもとに頭脳労働に時間をあてて、単純作業はいまから業務を身につけていこうとする社員が担当することで、スキルのある社員は自分の時間を有効に使えます。

 一時的には新人教育のための時間的コストもかかりますが、育成した人材は私たちの業務を助けてくれるようになります。

 育成した人材が辞めるから育成をしないのではなく、やめないためにどうすればよいかに時間を使っていきます。


・中途入社のみで良い

 中途入社の社員のみで収益を上げていくことの方が余計なコストがかからないという意見があります。

 SAP経験者の採用は売り手市場の中では難しく、またECHの企業理念に同調していない人を採用しても短期で離職します。

 数度の面接で自社に合った人材を採用することは難しく、中途採用を継続して行う中、新卒者を採用し企業理念に沿った育成を行うことが安定した経営を行うために必要なことです。


2020/10/4