今回は私がどうして会社を10年以上続けてこれたかについて書いてみます。
私が東京で会社をおこしたときは、東京に知り合いなどはなく1社も知っている会社はありませんでした。
また、製造業・流通業・食品業などで働いたことはなく、自分でERPを実務で使ったことはありません。
その私が今は東京と大阪でSAPコンサルティング会社を経営できるまでになりました。
ここまでこれたのは多くの人が私を助けてくれたからです。
なぜ私のことを助けてくれたかを改めて考えたとき、答えは「利他」の気持ちだと思っています。
「利他」とは、人のために何ができるかを考えることです。
利己主義にならず、「自分が自分が」と自分のことだけを考えたりしない行動です。
私はいつも相手と会話をするときにこのようなことを考えています。
・何を相手にしてあげると喜んでいただけるのだろう
・相手が居心地が良いと思ってくれるのはどういった雰囲気だろう
・どうゆう表情をすれば相手が安心してくれるだろう
・いますぐ行動することで相手が助かるのではないか
このように、相手のためになることをどうすればできるだろうという気持ちでいつもいます。
決して、自分が何かを得るために行動を考えるのではありません。
相手から何かしてもらいたいからこれをしようと思うと、相手へしてあげる程度に物差しが入ってきます。
このくらいしてあげたからこのくらい返ってくるだろうと。
得ることを考えていると自分の思いほどは返ってこないことにストレスを感じますし、相手もその様子を感じ、互いに感謝という気持ちがでてきません。
このような関係では長いお付き合いになることもありません。
人は相手のために何かすることで幸せな気分になれます。
どんな人も、道端で老人が倒れていたり子供が泣いていると気になり声をかけようとします。
人には心の奥に利他の気持ちが備わっています。
その気持ちを我欲が邪魔して得ることを先に考えてしまうのです。
自分が今ここにいるのは周りの人たちのおかげだと心から思えることで「利他」の気持ちがでてきます。
自分が何か要求してなくても、「ちょっといいものがあったからどうぞ」とか、「面白そうなことがあるから一緒にやろう」と相手が声をかけてくれます。
私は、プロジェクトでお客様先へ行った時も仕事ではありますが「利他」の気持ちでいつも接しています。
そこから、一度かかわったお客様からはその後ずっと「今空いてる?」と声をかけられたり、一緒に仕事をした同業のSAP導入ベンダから「仕事があるのだけど手伝ってくれる?」と言われるのは、私の技術力だけを求めているのではなく、私と一緒に働きたいと思っていただけているからです。
今のECHがあるのは周りの人たちが色々と声をかけてくれたおかげと思っています。
会社が小さなときに仕事を持ってきてくれた人達や、小さな会社なのに入社して頑張ってくれた人達です。
今も多くの人たちに支えられ、またとても優秀な社員に支えられ私は社長ができています。
「得よう」とするのではなく、自分は相手に何ができるか「利他」の気持ちをいつも持って人生を歩んでいってください。
必ず幸せな人生を送ることができます。
2020/12/14
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