今回はECHの社員教育手法について書いてみます。
私たちが行っている仕事は、他の業種に比べると知識と経験を格段に多く必要とします。
特にSAPシステム(ERPの本質)をしっかりと知ることで現場へ出てからの成長速度に大きな差がつきます。
効果ある教育手法は、テキストを使いSAPの機能を網羅性をもって理解し、その理解したものをプレゼン(デモ講義)を通して相手へ伝えるというやり方です。
よくある中途半端なSAPの理解ではなく、
・なぜこの機能があるのか
・この機能はどういった場面で使われるのか
・この機能はお客様にどういったメリットがあるのか
・この機能を絵で書くとどうなるか
・この機能を小学生でもわかる言葉で短く説明できるか
といった事をいつも思いながら機能の理解を進めます。
これによって、プロジェクト現場でお客様から声掛けされたときに何を言っているのか想定できるようになります。
このような学習方法は「ではやってみなさい」と言ってもなかなかできず、マンツーマンで最初は教え、その後タイミングを見ながら各自の学習方法が正しいかどうかのチェックをしていく必要があります。
このような特別な方法を使う事で通常は難しいと言われるSAPの習得がスムーズにできるようになります。
多くの会社は、一度に複数の社員を採用し、その社員へ画一的な教育プログラムを実施します。
なぜこの様になるか、それは、
・教えることができる社員が少ないので新人を一斉に教えないと教育自体ができない。
・社員一人一人の能力に合わせていると教える人・場所・時間が多様になり対応できない。
・決められた期間に教育を終えないと現場との整合性がとれない。
ECHは違います。
個別最適を念頭に置いたその場で作る教育プログラムです。
大枠の教育カリキュラムは作りますが、教育開始と共にその人の能力を見ながら教育プログラムを都度変えていき、PDCAのサイクルを回す如く相手の状態を見ながら教育プログラムを変えていきます。
その様子は「場当たり的」に見えるかもしれません。
しかし、画一的な教育プログラムを用意してそのプログラムに乗せることが社員教育ではなく、本当の教育とは、その人の育ってきた環境、思考、理解力、健康状態など複数の要因を考慮しながらハンドメイドで作るプログラムが一番人を成長させます。
ECHでは、「教え」る時間と同レベルで「理解度の把握」を行っています。
それが「デモ授業(教育ビジネス)」です。
「デモ授業」をすることで自分が何がわからないか知り、相手の反応によって自分のどの部分の理解が浅いのか知ることができます。
「デモ授業」のフィードバックを「教え」る時間と同じくらいかけるECHの教育手法は短期で人の成長を図ります。
また、その人に会った成長速度を正確に知ることもできます。
「デモ授業」をさせることで、期待値を上回るレベルの人にはより多くのことを知識として伝えることができ、また期待値に届かない人にはその学習法などを精緻に分析し相手に合った学習法を提示することができます。
このことで社員の本当の能力を引き出すことができるのです。
ECHは今後も「柔軟な学習計画」「学習実施」「デモ授業」「計画の見なおし」といったPDCAを繰り返して社員教育を行います。
延びる人はどんどん伸ばし、伸び悩む人には何が問題かを教え、それぞれに合った教育を行っていきます。
2020/12/09
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。