2020年12月3日木曜日

会社の歴史と環境

今回は会社の歴史と環境について書いてみます。


ECHはその前身の会社があります。

福岡で2001年に起業したアイスリーラボ(http://i3lab.co.jp/)という会社です。

この会社は私が学校に勤めていた時の上司と二人で興した会社です。

IT系の会社に技術者教育を行う会社です。

当時は主にネットワークやセキュリティ、データベースの技術者教育を行っていました。

この会社で技術者教育をしてたところ、私の友人から電話があり、彼から「SAP社にいるのだが教育ビジネスを手伝ってもらえないか」という誘いがあり、これが私とSAPとの初めてのつながりです。

2006年頃の事です。

2年間に渡り、福岡と東京を毎週行き来しながらSAP社で教育ビジネスを担当しました。

SAP社との契約が終わりになった時、私は「SAPの技術を知りたい人はたくさんいるが、皆どうやって技術を習得すればよいか困っている」という現状を知りました。

そこで自分が得たSAPの技術を広く業界の中で役立てるために、アイスリーラボはもう一人の設立者に渡し、私は新たな会社としてECHを設立しました。

2008年の事です。

最初は4名の社員で始め、社員の育成をするために私は昼はSAPコンサルタントとして現場へ出て、18時くらいに帰社するとそこから社員へのSAP教育を行いました。

社員にはシフト勤務としてもらい、13時から22時迄を勤務時間としました。

会社として収益を上げながら社員を増やしていくには、自分が昼は現場で働き、夜社員教育をするといった形態しかなかったのでこの形で数年進めました


この時の事務所は私が住居として住んだ大井町にあるマンションでした。

2DKのマンションで、私の部屋、社員が仕事をする部屋、トイレ・バスといった間取りの中で2年くらい仕事をしました。

社員が朝出勤してくるので、私はその前に支度を終えて事務所として使っている部屋で仕事をしました。

事務所の広さは6畳程度でしたので狭い中で4人が集まり仕事をするといった状況です。

当時は売上もまだ4千万円程度です。


その後社員も10名近くになってきて、今と同じ田町で12平米ほどの事務所(コアビル)へ引っ越しました。

今の事務所が60平米の広さがありますので1/5ほどの狭い事務所でした。

ここで初めてマンションではなく、事務所という形の部屋を借りました。

社員の多くは現場へ出て仕事をするので事務所には営業・総務の2人、その他はコンサルタントとして活躍できる社員は現場へ出ていきますので勉強中の社員が1~2名いるといった状況です。

私も昼間は殆ど現場へ出ていました。


冬は、足元になぜか冷たい風が吹くので足元温風ヒータをONにしておかないといつも寒く、トイレも男女共用であまり居心地の良いとは言えない事務所でした。

当時から教育ビジネスは行っていましたが、会場を作るほどの広さはないためいつも外部の会場を借りて教育講座を開くといった状況です。

この段階から、徐々に社員採用を進めることで売上も増えていきました。

売上は5億円程度になった状況です。

この頃から会社としての形もやっとできて、就業規則などの規定の整備に取り掛かりました。


3年位コアビルで過ごしたのち、社員数も増え、また教育ビジネスも広がりを見せていました。

そこで自社で教育を行うための会場を確保するために、同じ田町で27平米ほどの事務所(YCCビル)へ引っ越しました。

ここでは教育会場を1部屋確保できる広さがあり、やっと自社事務所で教育実施ができる状況となりました。

社員数も20名を超える程度まで増え、月に一度の社員定例会を事務所で開くなどできるようになりました。

また、研修を自社事務所でできるようになったので社員教育もやりやすくなりました。

売上も6億円程度まで増えてきて会社資金に余裕も出てきたので、育児・介護休業等規程や予防接種などの福利厚生の整備に取り掛かりました。


YCCビルは5年ほどいましたが、教育ビジネスの広がりとともに更に部屋が狭くなり、より広いスペースを持つ現在の事務所(サンシャインビル)へ引っ越しをしました。

今では、5月~10月にかけて2つの会場を利用した研修が開催されるようになり、保守ビジネスも手掛けることで保守担当社員が常時事務所にいるといった状況になっています。


当社では、多くの社員は現場へ出ての作業となりますが、今は自社内で業務を行う保守にも力を入れています。

また、在宅勤務の普及からお客様は必ずしも客先事務所へ来なくても良いといった状況が出てきています。

私の理想は駅近で50階位に事務所があり、息抜きしたいときに眺め良い窓際から外が見れるといった環境です。

会社で業務を行う社員が快適に仕事ができ、社員が会社を語るときに、環境面でも会社を誇れるような形にしてきたいと思っています。


2020/12/3


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