2021年1月1日金曜日

2021年度 年頭挨拶

みなさん、明けましておめでとうございます。

2021年、新たな年が始まりました。


2020年の社会は新型コロナウイルスの問題で様々な業種で経営不安やリストラなどが行われ、反面、巣ごもり需要と言われるスーパーや家電業界では好景気に沸いたという、世の中の企業の特徴が垣間見れた1年でした。

その中で当社は、新型コロナウイルスによる影響をほとんど受けることなく健全経営を続けることができています。

これも、社員の皆さんのおかげです。

ありがとうございます。


IT業界であればどの会社も順調かというとそうゆうことではなく、企業のIT投資が減少する中仕事の減少と共に厳しい経営に追い込まれている会社もあります。

例えば、NECなどは減収減益を発表していますし、SAP業界の中でも開発を主な仕事にしている会社は仕事が減少し苦しい立場に置かれています。

この状況を見たとき、安定した経営ができている会社とできていない会社の違いは、その会社独自の仕組みを持ち他社との差別化が図れているかどうかによります。


ECHは設立当初から2つのビジネスにこだわりを持って経営しています。

・社員教育

・コンサルティング


<社員教育>

SAP業界で会社を興すところはいくつもあります。

その中で、独立系で創業当初からSAPに特化して会社組織として経営を続けているところは数少ないです。

それはSAP業界の社員教育の難しさにあります。

本屋にSAP関連の本はなく、研修受講も手軽に受講できる料金で展開しているところがありません。

自社教育を行うとしても、数か月程度の教育ではコンサルティングができるまでの知識はつかず、また教えるという体制つくりも難しいという点があります。

そういった環境の中、ECHは短期の売上を目指すのではなく「人を育て社会に貢献する」という理念にこだわりを持って、試行錯誤を繰り返しながら社員の育成を続け、独立系コンサルティング会社として安定した地位を築きました。


<コンサルティング>

SAP業界は、開発系とアプリケーション系の2つの分野があります。

開発系の要員を抱える会社は多数あります。

それは、開発系の要員は育成しやすいからです。

プログラミングという型にはまった教育を行えば、後はどのようなものを作ればよいかという他者から具体的な指示が出て、その通りのものを作ればよいといった傾向が強い仕事のためです。

しかし、誰もができるという事は、参入者が多く価格低減による競争になりやすいものとなります。

また、景気にも影響されやすい仕事となります。

一方、コンサルティングの仕事は一人前になるには時間がかかりますが、一度その領域に入れば参入障壁が高く、競争相手も少ないため価格決定の主導権を取りやすく、景気の影響を受けにくい仕事となります。

当社は、安易に開発関係の仕事に流れることなく、参入が難しいコンサルティングビジネスを粘り強く続けることで今の地位を築くことができました。


2021年も新型コロナウイルスの影響はしばらく続くことが明らかです。

この中で、景気の影響を受けず力強い経営を行うために、今後も他社が進出しづらい仕事にこだわりを持って経営を行っていきます。

誰もが参入できるビジネスではなく、参入は難しく他社よりも数段の努力が必要なビジネス領域で、優秀な社員と共にこだわりを持った会社経営を今後も続けていきます。



2021年1月

株式会社ECH

代表取締役 廣田正俊


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