今回は新入社員を迎えての2として、私の新入社員の頃の様子を書いてみます。
私が最初に就職した会社はクレジットカードを扱う会社です。
国内信販という会社で今は楽天カードとなっていますが、楽天カードは楽天が鹿児島から出てきた国内信販という会社の経営権を買い取ったものです。
国内信販は全国に事業所を持つ業界の中では中堅のクレジットカード会社でした。
入社式は本社の博多で行い、1週間の新人研修を受けたのち私は北九州支店に配属されました。
北九州支店に配属され、私の机も決まり初日は仕事の説明などを受けました。
その翌日、私は筆記用具を入れておくためのケースとして、カラフルな色の小さな籠を家から持ってきて自分の机において使い始めました。
100円ショップで売っているような子供がおもちゃとして使う籠です。
いま思えば、会社によくそういったおもちゃを持ち込んだなと思います。
私はその籠がかわいいからと思い自分の机において使い始めました。
すると、2日くらいたった後朝出社すると籠が無くなっていました。
先輩が捨てていたのです。
捨てられたのはショックでしたが、その先輩から言われた言葉がありました。
「会社は遊びで来るところではないのでおかしなものは持ってこないように」と。
言われて初めて私は気づきました。
家では普通に使っていても、会社では使ってはいけないものがあることを。
私が、いま新入社員が同じような事を行ったとしたら、私も当時の先輩と同じことを新入社員に言うと思います。
会社では、新人を受け入れ日々の行動を見たとき「あれ、なぜこんなことをするの」や「こんなことも知らないの」と思うことがあるかもしれません。
その時に、私の新人の時と同じで、社会の仕組みは教えてあげないとわからないこともあると思うことが必要です。
新人のうちは気づかないうちに社会人としておかしな行動をすることがありますが、その行動がなぜおかしいかを丁寧に説明し正してあげるのが先輩である私たちの役割です。
会社、そして社会は人と人との関係でできています。
それぞれの人は20年以上別々の家庭で育ち教育を受けてきます。
自分の当たり前が、相手にとっては当たり前でないこともあります。
いつも、相手がなぜそのような行動をするのか、その背景を考えて自分の考えを伝えるようにしていきたいと思います。
2023/4/6
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