今回は、前回のブログで書いた松下幸之助経営塾で発表した「わが社の発展要因」を記載します。
・創業時の理念の内容は?
創業時は明確な理念といったものはなく、入社してくれた社員に対して自分が持つ技術を伝えたいという思いで日々の業務を行っていました。
当社がいる業界(SAP社のERP(基幹業務システム)の導入コンサルティング)では、システム導入ができる人材が不足しており、その状態が10年以上続いています。
この中で、技術を学び業務コンサルタントとして働きたいという気持ちを持つ社員に教育を行い、その社員が充実した人生が送れるようになることが、私が会社を続ける目的となっていました。
・現在の理念の内容は?
現在の理念は5年ほど前に「人を育て社会へ貢献する」としました。
創業の思いである、人を育てるという気持ちを理念に表しました。
私は元々教師という職業に就いていたので人の成長を見ることが好きで、その好きなことが今の会社を興したきっかけにもなりました。
会社は人でなり立っています。
どのような商材を使うとしても、人がその会社を表し、人が成長することで会社も成長すると思っています。
良い製品、良い商流、良い顧客を捉える前に、良い社員を作ることが全ての基本と思っていますので、今後も人にフォーカスをあてた経営を行っていきます。
・なぜ、今まで発展できたか?
当社がいる業界はIT業界の中でもニッチな業界です。
IT業界と言えば、プログラム開発、サーバ構築、ネットワーク、インターネット、セキュリティといったものが業界の殆どを占めています。
その中で、当社が扱う基幹業務システム(購買、製造、販売、会計など)はどの会社でも使うシステムで、更に、基幹業務システムも大・中・小とあり、当社が取り扱っているシステムは「大」にあたる、証券上場をするような会社が使うシステムです。
よって、数は少なくニッチな分野となります。
そういったニッチな分野で、かつ技術を学ぶための方法(図書など)が全くと言ってよいほど社会になく、新規参入がしづらい業界です。
この業界の中で、技術者育成ができる特徴を持った当社は、数少ない発展企業として存続できました。
以上
2023/4/19
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