今回は「ペップトーク」について書いてみます。
先日、経営者研修に参加したところ「ペップトーク」についての研修がありました。
その内容が私たちの仕事をする上での円滑なコミュニケーションに役立つと感じましたので紹介します。
ペップトークとは「心理的安全性を高める」ために、「短く・わかりやすく・肯定的な・魂を揺さぶるショートメッセージ」というものです。
スポーツ大国アメリカで生まれたもので、「PEP」とは、「元気・活力・気力」という意味の英単語です。
競技スポーツの試合前に「監督・コーチ」が選手に対して行う、「短く」「わかりやすく」「肯定的な」「魂を揺さぶる」、激励のショートスピーチの事です。
PEP TALK の発達の背景は、選手が最高のプレーのために身体を鍛え、技を磨くように、リーダー(指導者)は、言葉の力を磨くことが必要ということから出てきました。
理論背景には、「脳科学×心理学」があるそうです。
ペップトーク(勇気づけトーク)を表すと以下の様になります。
・ポジティブな言葉で
・相手の状況を受け止め
・ゴールに向かって
・短くてわかりやすくて
・人をその気にさせる
・言葉がけ
逆に、プッペトーク(残念トーク)と呼ばれるものもあり以下のようなものです。
・ネガティブな言葉で
・相手のためと言いながら
・ゴールは無視して
・延々と
・人のやる気をなくす
・説教・命令
ペップトークは人を勇気づける効果がありそこには4つのステップがあります。
1,受容(事実の受け入れ)
2,承認(とらえ方変換と、あるもの承認)
3,行動(してほしい変換)
4,激励(背中のひと押し)
具体的には、
受容
相手の置かれている状況や心理状態を受け入れる
承認
状況や感情をポジティブに変換し、あるものに目を向ける
行動
相手にしてほしいことをポジティブな表現で伝える
激励
相手が勇気をもっていけるように背中をぐっと押して送り出す
例えば、初めての営業プレゼンに緊張している部下に対しての会話例をあげると以下の様になります。
受容
今日は、お客様への営業プレゼンの日だね。人前で話すのは緊張するよね。私もそうだったから、よくわかるよ。
承認
それは、〇〇さんが仕事のことを真剣に考えているからなんだね。だからこそ、〇〇さんはこれまでたくさんのお客様から、その真摯な仕事ぶりが評価されてきたんだよ。
行動
自分を信じて、落ち着いていつものように自分の力を出し切って!
激励
何があっても、必ずフォローするから、安心してプレゼンしてらっしゃい!
この様に激励のショートスピーチで声掛けをする事で、相手を勇気づけ円滑なコミュニケーションを行うことができます。
研修では、4つのステップのもう少し細かな説明も受けたのですが、すこし文章が長くなったので、続きは次回の社長ブログで書こうと思います。
2023/4/26
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