私たちの会社の理念は「人を育て社会に貢献する」です。
学ぶということは私たちが小、中、高校と経験し、社会に出てもいつも身近にあるものです。
それだけ身近にあるものですが、その方法論を学ぶ機会は少なく、学ぼうとしている人へ「教える」という手法も得る機会は少ないです。
人を相手に行う行為は、一律にこの方法でやればという決まった方法ではなかなかうまくいかず、相手に合わせて柔軟に行っていかないとうまく行きません。
ただ、骨子となる考え方・手法は世の中にいくつかあり、今回はその一つ「VARKモデル」について書いてみます。
「VARKモデル」とは、ニュージーランドのニール・フレミング氏が提唱したラーニング・スタイルです。
人は学びを行うときにその学び方に得意・不得意があるとしています。
自分に合った学び方を知ることでより効率的に知識を得ることができ、また学びを指導する側は、どのように指導すれば相手がうまく学びを得て行けるかを知ることができます。
VARKモデルは、ラーニング・スタイルを4つに分けています。
V,Visual Learners(視覚による学習)
図やイラスト、色などを使って視覚的に学ぶのが得意。
見て学習するので、一度に多くの情報を取り込み、記憶することができる。
文章を図やイラストにしたり、内容を色分けすることで理解が進みやすい。
A,Auditory Learners(聴覚による学習者)
音や言葉を聞いたり、注意深く耳を傾けて学ぶことが得意。
音や言葉には、外部からの情報だけでなく、自分自身で発進したものも含まれる。
自ら進んで質問に答えたり、ディスカッションに積極的に参加する傾向にある。
聞いたり、話すことで理解が進みやすい。
R,Reading/Writing Learners(読み書きによる学習者)
文章を読んだり、書いたりして学ぶのが得意。
言葉によるインプットが片方の耳に入り、もう片方の耳に入らないことがよくあるため、紙面やスライドに書かれた文字を見ることや自分でメモを取ることで理解が進みやすい。
K, Kinesthetic Learners(運動感覚による学習者)
実際に動いたり、やってみることで学ぶのが得意。
他のラーニング・スタイルと比べて、ソワソワしたり、手を動かして話す傾向がある。
体を動かしながら情報を得たり、デモンストレーションをすることで理解が進みやすい。
「人を育てる」ということに、この4つのラーニング・スタイルをうまく活用して、自分の知識の向上や、相手を指導するときの指導法に活かしていければと思います。
2023/5/25
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