2023年6月29日木曜日

マインドフルネス瞑想

私は毎日朝10分間の瞑想を行っています。

その瞑想の効果が、マインドフルネス瞑想という形で広く知られていることについて書いてみます。


人は常に考え続けることをしてしまう生き物です。

ぼーっとしていても、実は常に脳は働き続けていることは研究で分かっています。

ネガティブな事を考えてしまう癖がある人は「考えないようにしよう」と努力をしますが、脳は常に考える仕組みとなっているので、グルグル考えているうちに心ここにあらずといった状態になります。

「考えないようにしよう」と意識することで余計に考えてしまうといった状態です。


マインドフルネスは「ある特定の方法を使い自分に対して意識を向けること」を行います。

今の自分の状態に気づき、良いか悪いかといった判断をするのではなく、あるがままを受け入れることができる状態を作ります。

その状態を作るために瞑想を活用します。

8週間のマインドフルネス瞑想法では、偏桃体の反応が緩やかになり海馬と前頭前野(学習、思いやり、内省など)が活性化し、ストレスの軽減・能力アップしたという科学的裏付けもあるそうです。


日々の心配事や不安な気持ち、仕事や他人からの評価など、つい頭に浮かんでしまうことを鎮め、「今」だけに集中できるような精神状態を意識的に作っていくというのがマインドフルネス瞑想です。

瞑想を行うことで雑念が消え、集中力を高める効果があり、不安やストレスから解放されることで心身のコンディションを整える効果があります。


マインドフルネス瞑想の効果は、

1,集中力のアップ

 瞑想によって余計な考えを捨てることができ、今、目の前の事だけに集中できる力を養うことができます。

2,セルフアウェアネス、セルフマネジメントの向上

 セルフアウェアネスとは「自己認識能力」のことで、自分の感情などの内面を見つめ、理解を深めることです。

 この能力を高めることで、自分の感情をコントロールできるようになり、仕事のパフォーマンスなどが上がると言われています。

 瞑想で内省を促し、自分のやるべきことをはっきりとさせることで、業務効率を上げていく事が可能となります。


マインドフルネス瞑想のやり方ですが、

1,呼吸を整える

 足を組んで床に座り、背筋を伸ばして目線は下へ、目は軽く閉じます。

 手は軽く膝の上に置きます。

 そして呼吸を整えて、鼻から息をゆっくりと吸い、お腹や肺の膨らみを感じます。

 次に、吸った時よりも時間をかけて鼻から息を吐いていきます。

 この呼吸を1分~1分半ほど行い瞑想の準備を行います。

2,瞑想のやり方

 (1) 呼吸を整えたら、目を閉じたまま、呼吸を続けます。

 (2) 自分の呼吸に意識を集中させます。頭に中に色々なことが浮かんでも無理に考えを止めることはせず、そこに考えがあるなという程度に捉えておきます。

 (3) 引き続き自分の呼吸に意識を集中させると、また色々な考えが頭をよぎります。次はそういった考えがよぎる自分の状態を把握しに行きます。「自分はイライラしている」「不安な気持ちを抱えている」など心の中で言葉にしてみます。そうすることで、今の自分の状態に気が付くことができます。そして気が付いたことも、静かに流していきます。

 (4) 考えを意識の外に流したところで、また呼吸に集中していきます。


このように瞑想を続けます。

この瞑想を毎日繰り返し行うことで頭に浮かぶ様々な考えは徐々に減っていき、今の自分の呼吸だけに集中できるようになります。

この瞑想を実践することで、人は自己認知を高めていく事ができるようになり、自分の感情を察知し、その背景を理解したうえで、自身の行動に活用できるようになります。

優秀なリーダーはこの能力が長けているとも言われているそうです。


2023/6/29


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