私は以前、「スタンフォード大学 いのちと死の授業」の著者である、スタンフォード大学 心理学博士 スティーヴン・マーフィ重松先生の講義を受けた事があります。
その時のエクササイズで、2人で向き合い、互いに「I see you」、「I am here」を言いあうということを行いました。
この言葉をかけあう事で不思議な感覚が生まれました。
心が温かくなり、互いが依存しあっている感覚と互いを必要としているという感覚を得ました。
この言葉の持つ意味を少し調べてみました。
すると、南アフリカの人たちが挨拶で使っている「サウボナ」という言葉に似たものだそうです。
「サウボナ」は私たちの言葉でいうと「こんにちは」など日常の挨拶で使われている言葉です。
ただ、この言葉はもう少し深い意味を持っており、私たちがこの瞬間にここに一緒にいる不思議さを唱えた言葉で、同時に先祖とのつながりを示しています。
私たちは先祖を代表する存在で、先祖はいつでも私たちとともにあり、私たちは決してひとりではないということを意味しています。
「サウボナ」と話しかけるとこで、自分にとって相手がいかに大切かを伝え、互いを結びつけてくれます。
そして、お互いにこの瞬間どうやって助け合えるかを探り、相手を招き入れる言葉となっているそうです。
これは、日本語では「よろしくお願いします」と似ています。
「よろしくお願いします」には、相互の思いやりと私たちが相互に依存し、互いを必要としていることを表しています。
普段私たちが使っている言葉にも深い意味が込められていると感じました。
社会で生活する中で人とのかかわりはとても大切なものです。
普段の挨拶、今日から大事にしながら行っていこうと思います。
2024/5/22
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