今回は、今年度会社の重点項目としている保守事業の立ち上げについて書いてみます。
保守事業とは、SAPシステムを導入し稼働しているお客様が、日々の業務でSAPシステムをうまく使っていけるようサポートする業務です。
基本的な操作手順の問い合わせから、アドオンの改修など、SAPシステムに関して多岐に渡るサポートを行います。
今までのECHは、新規導入プロジェクトや他社が引き受けている保守業務に社員が参加して業務にあたることはありましたが、ECH自体がお客様と直接に契約しサービスを提供するという事は積極的には行ってきませんでした。
それは、ECH自体の仕事が今までは安定しているというところから積極的には保守ビジネスへの参入は行っていませんでした。
しかし、会社の規模も大きくなるに従い、今後の成長を考えたとき、第2、第3の柱として、教育ビジネス、保守ビジネスを進めることとしました。
保守ビジネスを選んだ主な理由は下記となります。
・安定した収益
・知見のたくわえ
・社員教育
安定した収益
SAPシステムを導入した企業では基幹システムとしてSAPシステムが動くことから、一度稼働すると途中で止められないという特性があります。
会社が日々のビジネスを行う中で、コンピュータを使った業務管理はなくてはならないものです。
よって、一度稼働したシステムがその後も会社経営に活かされて行くために日々の保守はとても大事な作業となります。
利用者がシステムを使う中で出てきた課題やトラブルを速やかに解決して、お客様の主業務が効率的に行えるよう日々のコンピュータシステムの安定稼働を支えるのが保守ビジネスです。
このビジネスは日々の作業を通してお客様のコンピュータシステムが正常に動作するようきめ細やかな対応が求められますが、ECHの社員が培ってきた知見をもってすれば、お客様のシステム運用に安定稼働の面でも、また運用コストの面でも多くのメリットを提供できます。
お客様へ高品質なサービスを提供することで、当社にとっても安定した収益源の確保となります。
知見のたくわえ
ECHの社歴が10年を超える今、多くの社員によるプロジェクト経験から様々な知見が社内に蓄えられています。
これら知見を使うことでお客様先で起こる様々な課題やトラブルに対応することができ、保守としてのサービス提供ができるようになりました。
ECHは教育ビジネスを持つことから、知識の蓄え・共有、ホスピタリティは他社にない優れたものを持っています。
この資源をお客様のために活かすことで、他社にないサービス提供ができる会社となれます。
外部のパートナの力も借りながら保守ビジネスを軌道に乗せて行きます。
社員教育
保守ビジネスを行うことで社内で教材を使っての学習を終えた新入社員が、お客様がシステムをどのように使っているかを知るためのとても良い経験の場となります。
座学で体系立てた学習をしたのち、実際の保守業務を担当することで、学んだ知識と実際の業務との紐付けができ、しっかりと腹落ちする理解となります。
また、保守ビジネスは社内で行う事から、先輩から後輩への知識の伝達がスムーズに行え、社員がよりスキルを上げるにあたり効果的な場となります。
この様に、保守ビジネスは当社にとってメリットの多い事業です。
何事も新たな事を始めるときは様々な課題が出てきますが、全社をあげて課題に取り組み、この新たな事業の立ち上げが成功するよう進めて行きます。
2021/6/22
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