今回は「偶然とは努力した人に運命が与えるものである」という言葉に出会い、自分の人生を振り返ったとき、そういった経験が数多くあったのでブログに書いてみます。
「偶然とは努力した人に運命が与えるものである」は休みにたまたま見た映画「猟奇的な彼女」の中で出てきた言葉です。
大学生の恋愛をコメディータッチで描いた映画で、大学生のキョヌがたまたま出会った女性に恋をして、互いに好きでありながら別れてしまい、その後キョヌは会いたいという努力を続け、偶然にも彼女に出会って幸せになるというハッピーストーリーです。
「偶然とは努力した人に運命が与えるものである」は、映画の終りの方で彼女がキョヌと会えないときにおじいさんが彼女に語った言葉です。
なぜ私がこの言葉がとても印象に残ったかというと、私は常々、偶然の出会いから運の良い人生を送ってきたと思っていました。
偶然出会った人や事から助けられたという経験が多いからです。
パソコンとの出会い
私は専門学校時代に経理を勉強して、クレジットカードを扱う会社へ経理採用として入社しました。
当時の私は税理士を目指しており、会社へ行きながら夜は経理の専門学校へ通っていました。
ただ、当時の社会状況は残業当たり前の世の中で、私が夜学を行くことを会社の上司はあまり良くは見てなくて「なぜ廣田はいつも水曜になったら定時で帰るのか」ということを言われていました。
私はそこで、今のままでは勉強できる環境にはないのでどうしたものかと思っていたときに、当時バブル景気のさなかで多くの求人があり、そこで専門学校の先生という求人を見つけ経理の先生として転職しました。
そこで学校の先生をしながら勉強をしていたのですが、そのときに人生を変える出会いをしました。
Windowsの発売です。
当時はまだコンピュータは汎用機と呼ばれるメーカ専用の大型コンピュータに、その汎用機の為の専用ソフトを使うことが主流で、パーソナルコンピュータ(今の普段使っているパソコン)はおもちゃと言われて社会での普及はどうかなと言われるような時代でした。
私はそのパソコンに興味を持ち、経理の勉強も続けましたが、パソコンも毎日遅くまで自学しながら習得していきました。
経理もパソコンも、どちらも人よりも知っている人になりたいと思い毎日家には真っすぐには帰らず、日々夜まで勉強を続けました。
先生は7年続け、その後自分で会社を興しましたが、最初はパソコンを教える教育会社です。
今の会社(ECH)はSAP社のERPを導入する会社ですが、なぜ自分とは関係のないERP分野に入り新規で起業した会社が10年を超えても残っているか。
世間では10年生き残る会社は1割に満たないといいます。
私は今から17年ほど前に、SAP社へ入社した友人からSAPビジネスをやらないかと声をかけられました。
私に経理とコンピュータの知識があったので、友人がSAPビジネスができると思い声をかけてくました。
私がコンピュータと出会い、自分が興味を持ったものに一生懸命努力してその習得をした。
こういった努力の結果が今の会社となっています。
私の当時の努力が無ければ今のECHはないと思います。
当時は、正直あまり将来のことを考えて行動するといったことではなかったのですが、ただ、目の前に出てきた興味あることを一生懸命やった、十分に努力したということが今の状況を引き起こしてくれたと思います。
当時の私には「偶然とは努力した人に運命が与えるものである」という言葉は知りませんでしたが、努力した私に運命が与えてくれた出会いでした。
まだ他にもこのような経験がありますが、また今後の中で書こうと思います。
2023/3/23
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。